2.《ネタバレ》 これを見て、よーやく放送禁止の楽しみ方が少しわかった気がします。画面の端々に現れる意味深な文字や人物描写や小物。いわばこれは、フェイクドキュメンタリー風、間違い探しゲームみたいな感じがしました。テレビ版はもっと巧妙に隠されているんでしょうが、これは割と、僕でもわかった箇所がいくつかあり、途中からは、ドラマそっちのけで、画面の端とかばっか観てしまいました。だからリアリティーとかはまったく関係なしです。だいたい、おかーさん、みんなを見すぎですし、文字遊びもやりすぎです。不自然だらけです。でも、それが放送禁止なんですね、きっと。表面の物語だけを追っかけていたら、大家族に新しいお父さんが奮闘して受け入れられるだけの話です。だけどもだけど、間違い探しに集中していたら、裏の家族像が見えてくるってギミックです。怖くはないです。だってゲームだから。でも役者達はがんばっているので、普通にジーンときたりはしました。演技も、自然とお芝居の中間くらいな感じで、フェイクなドキュメンタリー感覚も一応楽しむこともできました。