11.《ネタバレ》 ウォルター・マッソー一人勝ちな物語。サバイバルに於ける頭の良さに目を瞠りますが、余りなドライぶりに、この男に天罰が下るのを待っていたのですが。練り上げられた見事な脚本で一気に見せる良作を堪能しました。 |
10.さすがはイーストウッドの師匠と言われるシーゲル作品。よくできてる。どんでん返し的要素も含め、飽きさせない。 ツッコミどころはあるけれど最後まで楽しめました。 【シネマファン55号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-20 11:48:46) |
9.《ネタバレ》 気になるところはあるけれど(①大事にしてた奥さんの止血を何故しないのか、②ラストシーン。周到なヴァリックが、なぜ自分の名前のついたつなぎを残していくのだ、足がつくだろ、③敵役のモリーががさつで魅力がない)、それを上回る良さがあります。ヴァリックに大きなオチはないんだけれど、追っ手が最速で迫ってくるところが好き。渋めのクライムアクションと思わせて、農薬散布用の飛行機対自動車なんてのもやるのね。トレーラーハウスのとなりに住んでるおばちゃんが良かった。乳製品を取りに家を出たら…のシーンがいいです。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-07-16 11:31:51) |
8.《ネタバレ》 カーアクションや全体的に埃っぽい感じなんかは70年代っぽいですが、ストーリーも演出も良く出来たアクション映画だと思います。もう一度見たくなるインパクト、余韻のある傑作だと思います。 【クリプトポネ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-07-31 22:34:12) |
7.《ネタバレ》 70年代らしい作ですね。主人公が犯罪者(アンチヒーロー)であるところと、武力でなく知恵で難局を乗り切るということ。こうした要素は、ベトナム戦争への反発から来ているのかもしれません。ちょっとうまく行きすぎというところもありますが、あまり気になりません。アクションは前半の車での逃亡と後半での飛行機と車との小競り合いですが、やはり後者の方が見ごたえがあり楽しめました。それ以外は動きの少ない、むしろ地味な展開ですが、なかなか引きつけられました。まあ、本作での教訓は「金を持った奴が勝ち」ということでしょうか(笑) 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-11 08:53:25) |
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6.《ネタバレ》 いかにも70年代みたいな頑丈なアメ車と緩いBGMのハードボイルド映画。歯医者に忍び込んで自分のカルテを相棒のものとすり替えるあたりでラストの察しがついてしまうが、冷静な主人公と冷酷な殺し屋の絡みが決まっている。最後の突破口は随分リスキーだけど、中味はダーティハリーより面白かった。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-03 23:12:09) |
5.《ネタバレ》 井筒和幸がラジオで「映画の義務教育」などと絶賛していた映画。まあしかし、よくよく考えてみると放送当時公開していた、自作のギャング映画の宣伝に担がれたっぽく、その辺若干腹立たしい。本作自体には関係ないけど。 銀行強盗で得た金を持って逃げる犯人と、それを追うマフィア一味との追っかけっこ。犯罪者が逃亡に使う闇の商売に、(当然だが)ことごとくマフィアの手が回っているのを、うまくかわしながら逃げる主人公の頭の良さに唸る。 飛行機の曲乗りの設定が生きる、ラストの展開も見事。 …だけど、歯のレントゲン写真の小細工といい、名前入りオーバーオールの処置といい、まだまだ警察に追われちゃうよな。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-12 07:22:33) |
4.《ネタバレ》 盗難車、警察、銀行強盗。冒頭の銀行強盗までの流れから非常によく出来ています。強盗の捜査をする警察に、いわくつきのカネを取り戻そうと躍起になるマフィアの二手から徐々に包囲網を狭められていく中盤から終盤の流れも非常に面白い。 一見こういう映画には似合わないとも思えるウォルター・マッソー。でも、この人は「サブウェイ・パニック」なんかも同じですが、映画の中で自分のカラーを見事なまでに出していく。 常に危険と隣り合わせながらも、敵に先んじて常にその危険のわずか外を飄々と行くマッソー。もうこうなるとマッソーの独壇場。ラストの飛行機対クルマの対決も見応えがありました。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-21 22:21:24) |
3.《ネタバレ》 祝DVD化!しかもお店で全部流していたからその場で立って見ていたという・・・ お金かかっていない感じがよく出ていますが、そこはまたそこでいい。銀行もマフィアも強盗も、みんな裏切り、罠が仕掛けられて、凡庸な人間ははまって死んでしまう。最後マッソーは金を持って逃げるが、家族も仲間も全員失っている。こういうラストはシーゲルの映画にはよくある。 ラストの爆発は予定通りといった感じ。飛行機の曲芸があそこで生きてくるとは、だった。 ところで、最後アンディにマッソーの指輪と腕時計がされてましたよね?細かい。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-25 23:16:12) |
2.しばらくレビューが途絶えていて残念ですが、この作品は面白かったです。ドン・シーゲルの佳作ですね。おすすめ。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-05-08 01:33:19) |
1.この映画の良さは低予算さをモロに出したところ。この〝逆の発想〟を活かしたドン・シーゲルの佳作で、どこか渇いたような雰囲気と共に見事に描いていく。まさに痛快さがウリの作品なのだが、ラスト直前で発覚させた「事件のからくり」はチョット反則かな............? 【チャーリー】さん 7点(2001-06-06 17:49:07) |