1.《ネタバレ》 映画ばかり見てないで、本を読めって事かな。本をテーマに映画を作るってある意味ライバル関係でもあり、補完関係でもあるから難しさも感じる。神保町で古本屋のオヤジやって生きていけるなんていい人生だよ。憧れるな。
ストーリーはどうって事ないんだが、神保町の雰囲気と、本がテーマという事と、主役の娘の存在感だけで低予算ながら良作に仕上がってる。原作未読だが、千代田区の地域文学賞作品らしいので、町おこし的なこういう作品になるんだろうけど。神保町は近隣に高層ビルが建ち始めているものの、古き良き東京が残っている街。いつまでもこのまま温存して欲しいが。 ※ここから壮絶なネタバレですが、調べたところ、値段をつけた本はどうやら『愛についてのデッサン――佐古啓介の旅』のようです。