27.《ネタバレ》 これまで『サイン』、『ノウイング』などに代表される宇宙人ものは押し並べて宇宙人そのものは隠そうとする演出をするのが一般的ですが、ここまで堂々と、しかも典型的な宇宙人を出されるとこちらも何だか受け入れ態勢が整いますね。コメディならではの思い切りの良さに脱帽。まあそもそも、DVDのジャケットからして隠す気ゼロでしたけどね(笑) さて内容はというと、コミコンと呼ばれる米国のアニメ・マンガのフェス(?)に来場したオタク二人から始まる物語。二人はひょんなことからポールと名乗る英語ペラペラでブラックジョークを飛ばしまくる宇宙人と遭遇。その逃亡を手伝うことになる。道中で敬虔なキリスト教一家の娘も同行し、いよいよ物語はラブありコメありの何でも展開に。また宇宙人が異様にファンキーで人間寄りだったことがとても好印象でした。『世界侵略ロサンゼルス決戦』とか『バトルシップ』観た後でこの温度差はある意味衝撃的。こんな友好的な宇宙人がいてもいいよねっていう明るさがあります。 GEOでおススメされていましたが、確かにある程度どんな方でもウケる内容のわかりやすい映画になってると思います。かる~いノリの宇宙人を観たい方はどうぞ。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 21:10:36) (良:2票) |
26.《ネタバレ》 「ショーンオブザデッド」の2人による「SFオタクロードムービー」 (私はそれを知らずにこの映画を観て「こいつらかよ!」と思ったわけですが) この映画の魅力は映画全体を包むロードムービーならではのゆるい空気感と何よりも愛、そしてイギリス風のちょっと捻ったユーモア。 劇中、いろんなSF映画(特にスピルバーグ)への愛が半端なく(だから当然対宇宙人といえばシガニーウィーバーなわけで)それだけでもSF映画好きがこの映画を嫌う事は不可能。 そして、登場人物への愛も主人公たちだけではなく脇役にまでちゃんと降り注いでいて、映画を観ている途中で頬が自然に緩む映画です。 「大傑作」「超名作」なんてタイプの映画ではありませんが、映画愛、SF愛、人類愛に溢れた小粋な名品だと言えます。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-15 16:35:37) (良:1票) |
25.《ネタバレ》 SFオタクのロードムービーは「ファンボーイズ」もあったね。 「未知との遭遇」はじめパロディ満載でおくる、宇宙人ポールとの友情をはぐくむ旅。 サイモン・ペッグとニック・フロストが一緒にいるとうれしくなるし、脚本も彼らの手によるもの。 監督は「アドベンチャーランドへようこそ」のグレッグ・モットーラ、この人はノスタルジー路線なのかな。 イギリス人の男2人組だとゲイにまちがえられるのは「SHERLOCK/シャーロック」と似てて、アメリカを訪れる彼ら自身もエイリアン。(SF映画の影響で「外国人」の表記はフォリナーの方が使われるようになりました) 肝心のポール君は見た目あーですが地球生活が長いからキャラはすっかりフランクなアメリカ人。 「外見はどうあれ中身は俺たちとかわらない」のがテーマなのと同時に、アメリカナイズへの揶揄も少しは入ってるのかと。 「僕らのミライに逆回転」につづいて悪役のシガーニー・ウィーバーは、エイリアン・クイーンへの「GET AWAY FROM HER,YOU BITCH!」を自分が言われるのってどんな気分かな~? (「E.T.」じゃなくて)「「マック」でSFにハマった」っていうのが、いかにもな感じです。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-03 07:00:07) (良:1票) |
24.『ホット・ファズ』のチームが手掛けただけあって、相変わらず丁寧な娯楽作に仕上がっています。スピルバーグ愛全開ではあってもオマージュやパロディは「わかる人がわかればいい」という程度に抑えられていて、80年代SF映画に関心のない人でも楽しめる間口の広い内容としている点には好感が持てました。娯楽作としてのバランスの取り方は絶妙で、速すぎず遅すぎず観客の生理に合わせた映画となっています。登場人物は多彩なのですが、振り返ると主人公2人以外のキャラはドン底とも言える人生を歩んできた暗い人たちばかり。ポールは60年間監禁生活を送り、脱出時には解体手術を受ける寸前のところだったし、かつてポールを助けた少女はキ◯ガイ呼ばわりされて60年間を孤独に過ごし、ヒロインとなる女性は30歳を遠に過ぎているのに家の外のことをほとんど知らず、イカれた父親から性的虐待を受け続けていることが暗に仄めかされています。こういうビターな設定を加えたおかげで映画は独特の味わいを得ているし、同時に「宇宙人騒動に参加する人間がマトモな社会人であるはずがない」という説得力ある設定にもつながっています。職を失い、妻子を捨ててまでUFO騒動にのめり込む男の姿を描いた『未知との遭遇』に違和感を覚えた私としては、本作のこの設定には大いに納得できました。。。 とまぁ全体的には満足できたのですが、不満な点が二つほどあります。一点目は、脚本が教科書的すぎて、伏線が見え見えになってしまっていること。作り手が意図したサプライズが観客にとってのサプライズになっていない場面がいくつかありました。二点目は、クライマックスに登場する宇宙船が手抜きだったこと。例えば『ギャラクシー・クエスト』は、クライマックスに本家『スター・トレック』をも超えるスピード感ある見せ場を準備して「SFは最高だ!」という思いを観客にも抱かせることに成功しました。このチームの前作『ホット・ファズ』も、クライマックスにバカバカしくも壮絶な銃撃戦を準備して観客を興奮させました。本作のラストにも、本家『未知との遭遇』と同等かそれ以上のスペクタクルが必要だったと思います。スピルバーグ映画を観た時と同じ感動を観客に味わわせてこそ、真のリスペクトであるはずです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-08-07 01:10:51) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 IMDb のTrivia やMessage Board を見ると次の映画へのレファレンスがあるとか。ET、スターウォーズ、バック・トウ・ザ・フューチャー、未知との遭遇、イージーライダー、ジョーズ、1941、ブレード、エイリアン、レイダース、脱出、スタートレック、ホット・ファズ、恋はデジャブ、ブルースブラザース、メン・イン・ブラック、ショーン・オブ・ザ・デッド、プレデター、ロレンツォのオイル、トータル・リコール、ベスト・キッド、タイタニック、銀河ヒッチハイクガイド、スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団、スターマン……スターマン以外は全部見ているのですが、この映画を見ている時は、ET(人形の振りをするPaul、お手々繋いで歩くシーン)、未知との遭遇(岩山、花火屋さんで聞こえた五音)、スターウォーズ(バーの音楽)、トータルリコール(胸が三つの女性)、エイリアン(主人公登場)位しか気づきませんでした。へぇー、って一番思ったのが、ベストキッド。傷を治す前に手を擦るミヤギさんだとか。そうだったような。他にも、なるほど、はありましたが、言われてもぴんとこないものも多かったです。詳しく知りたい人はサイトの英語を根性で見て下さい。 【K-Young】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-04-08 13:00:39) (良:1票) |
22.絵に描いたような能天気映画。だがそれがいい。他のSF映画が宇宙人の造形に独自色を出そうと工夫したり苦労したりしているのに対し、ポールはザ・プロトタイプの宇宙人。それがかえって各所で笑いや皮肉やパロディを生んでいるわけで、頭いいなぁという感じ。 個人的には、ヒロインとの進化論論争あたりが秀逸でした。ただしシガニー・ウィーバーをもう少し見たかったかなと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-22 05:01:59) |
21.これは最高。 最後みんなとの別れで、 60年前に助けられた女の人とどう別れるのかと思い観ていると すうっと、隣を通り過ぎる。冷てえ奴。と、思ったら。 「一緒に来ない、新しい人生をあげるよ」だと。しびれる。 【プエルトガレラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-10-12 12:39:02) |
20.おもしろかった!観ている間、ずっとあたたかい気持ちでいられる。皆に見ることを勧めたい。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-04-07 19:08:20) |
19.ユーモアにあふれた宇宙人モノ。ポールのキャラは文句なし。主人公2人がもっとオタクっぽければなお良かった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-21 21:26:32) |
18.この二人主演と知ってたらもっと早く見たのですが。内容はなかなか楽しめました。 【spputn】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-30 19:11:51) |
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17.期待していなかっただけに、かなり面白かった。終わり方も良かった。 【AKi】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 23:26:11) |
16.《ネタバレ》 文化の違いで日本人にとって笑える部分が限られるものの、ゆるりと見ることができる映画であったことには間違いない。人間文化に染まったポールと接した人がどんな風に感化させられ且つ、成長していくのかというヒューマンドラマも味わえる映画。 ラストシーンのBGMも良かったし、主演の二人が実際にアメリカ各地を回り脚本を手がけたことを知って彼らの力の入れようがわかる。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-06-21 19:48:10) |
15.《ネタバレ》 良い意味でのグダグダ感があってコメディとして楽しめた。過去作品のオマージュ的なネタが多く、映画暦の浅い自分では実は半分も理解できていなかったかもしれない。できればもっともっとニヤニヤしてみたかった・・・。その辺りは残念。二人組みの成長なんかがなんかほのぼのしてて好感がもてる。タラのエピソードに少し涙。シガニー・ウィーバーの出演には笑った。いい人だなあ。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-02-13 18:19:54) |
14.《ネタバレ》 ファースト・コンタクトのときの犬の名前を自分に付けているなんて、最初から気安い方だったんですね。全身タイツ服のようなものを身にまとっている思ったら、ハダカだったんだ。ワタシらと同じようなモンを食べるし、放屁もする。車に鳥がぶつかれば、心底ビックリする。見慣れた彼の知られざる生態を覗いた感じです。ワタシは、そんな楽しみ方をしてました。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-20 11:36:52) |
13.《ネタバレ》 宇宙人の概念が覆されました。新鮮で面白いんだけど、犬のポールは生き返らせてもらえなかったんだね…。犬好きだから減点っ! 【SIN】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-14 22:02:45) |
12.ここ最近のサイモン主演の作品はとても当たり率が高く、気軽に見れて感動や馬鹿笑いもできるコメディ映画には欠かせない俳優になっていると感じる。完全CGのいかにもな宇宙人とのロードムービーだが、会話やパロディで独特の雰囲気をつくっていて、とても見やすい映画になっている。ラストはちょっと微妙だったが、しっかり話をまとめていていいと思う。 【バトルコサック】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-09-17 05:01:33) |
11.監督こそエドガー・ライトではないが、主演サイモン・ペッグとニック・フロストでショーンオブザデッドでのゾンビがそうであったように、ステレオタイプを逆手にとり、まるで宇宙人が存在することが常識とでも言わんばかりにこれでもかというほど「型通り」かつ、型破りなほど人間臭い宇宙人を登場させSF愛あふれたパロディを連発。ストーリーも無駄にまとまっており文句なしの娯楽作。ジム・キャリーやベン・スティラーのコメディがマンネリ化する中、今最も外れのないコメディスターはサイモン・ペッグとスティーヴ・カレルかな 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-02 06:58:55) |
10.素直に面白かった! しかしながらショーン・オブ・ザ・デッドやホット・ファズの癖のあるところや滅茶苦茶さを期待してしまったので、展開やストーリーが意外と普通の映画になっていたのが残念と言えば残念。登場人物全員をきちんと拾って収束させるエンディングまでの構成はとてもよくできています。 【ブラック武藤】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-08-26 03:35:50) |
9.《ネタバレ》 大麻は吸うし、下ネタいっぱい、でもすごいイイ奴。こんなに気さくでフランクな宇宙人は初めてみますね。あんな友人ほしいなぁ!大好きな映画の主人公、名台詞が入っていたのが嬉しかった。スピルバーグのネタや鳥を治すシーンなどとても笑わせてもらいました。SF映画のオマージュが散々と散りばめられているので、事前にSF作品をもっと観ていたらもっと楽しめたんだろうなぁ。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-20 00:09:38) |
8.《ネタバレ》 なんて後味の良い作品なんだろうか。ラスト、このままだとこの老婦人だけは幸せじゃないなあと思って観ていたら、キチンと手を差し伸べていて満足。 【へろへろ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-08-18 20:27:30) |