1.《ネタバレ》 城中の連判状を盗み出す。
まるで鉄壁の金庫破りの外国映画を観ているかのようなストーリー。
ただし、あちらの映画と違って、小洒落た伏線など使ったどんでん返しなどなく、
ただ粛々と任務を果たしていく過程で、仲間が次々やられる。
「~人の侍」という映画のようにラストに壮大な見せ場があるわけでもない。
ただ、一組の男女をやや中心に置いているのが、ほかにない「~人モノ」。
男の美学を描いた傑作というより、よくできた娯楽時代劇。
あったのか、なかったのか、「裏」歴史モノで、ラストはスッキリ締めてくれる。
それにしても近衞十四郎と大友柳太郎は、よく大物二人の対決で顏合わすね。