9.お互い全盛期から月日は流れ、ロッキー・バルボアとジェイク・ラモッタを演じた2人が闘う。
最後の試合では2人ともさすがにしっかりと迫力のあるところをみせてくれますが、
それまでの間は、時にはおちゃらけるデ・ニーロと、笑顔すらほとんど見せないスタローン。
特に試合の宣伝の為に総合格闘技の試合会場に乗り込んだ際に、そこにいた選手が絡んでくる。
デ・ニーロは手を出さない。ここはハリウッドのアクション番長、スタローンの出番。絡んできた選手を一撃でノシてしまう。
2人の役割分担も良かったですね。
スタローンが卵を一気飲み。そうなれば次は吊り下げられた肉をどつきまくる姿も見たくなるのですが、
その寸前でトレーナーのアラン・アーキンに止められてしまう。拍子抜けと言うよりは笑ってしまいました。
「ロッキー」と「レイジング・ブル」の鑑賞が前提になっている感はありますが、
イタリアン・スタリオンvsレイジング・ブルのドリームマッチ。それだけでも十分楽しい映画です。