15.《ネタバレ》 飲んだくれでみんなにバカにされている人間が凄腕の殺し屋。よくあるプロットなんですが、昔から私はこーゆー『実は…』なヒーローに弱い。アウトローに憧れてしまうのはもはや男の性(サガ)かもしんない。 マフィアのボスの息子がどーしよーもないクズ。このクズのせいでみんなが殺しあうことに。ストーリーラインだけを見ると理不尽で救いようがないんですが、最後はハッピーエンドにつなげてくれるので後味は悪くありません。組織に、ボスに尽くしてきた結果、生きる意味さえ持てないかのような生活を送っているジミーが、最後は最愛の息子とその家族を守るために命を懸けることができたのだから何も思い残すことはないでしょう。 この映画で不満なのは警察の中途半端な立ち位置。 『街全部が敵だ。』みたいなことを言うので、警察の大部分がマフィアに買収されているのかと思いきや、話が進むにつれ『いや、そうでもないのか?』って感じです。少なくとも息子を拉致った二人の警官はマフィア側。でももしかするとその二人だけの可能性もあります。だとしたら息子が通報した際にまっさきに駆け付けた警官がその二人っていうのはあまりにマフィア側に都合が良すぎないだろうか。 それにしても私にとってリーアム・ニーソンはブルース・ウィリスと並んで最高にかっこいい親父ヒーローとなりました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-27 22:13:21) (良:2票) |
14.《ネタバレ》 ギャングのボスの子供を殺してしまい、さー、大変って話はほんとよくあります。似たような設定で最近のだと「ジョン・ウィック」かな。ただし、あちらは殺し屋世界の表現が独特でちょっとファンタジーな感じが面白いの対して、こちらは、どっちかゆーたらリアル路線です。結局はいつものリーアムニーソンの映画なんですけどね。ただ、いくつか面白ポイントがあって、まずカメラワークが独特。街全体から、今から起こる出来事の場所にクローズアップするとか、こーゆうの単純に楽しいす。次に主人公が追い詰められる緊迫感が普通より多めなとこ。追ってくるのはギャングの手下だけでなく、ギャングに買収されている警官達、凄腕の殺し屋と街の表と裏で追われるので、逃げ場ないやんってゆうヤバさ感が結構ありました。しかも、リーアムニーソンの息子の奥さんと子供も殺される対象になるので、そーゆうの、個人的にドキドキ感増してしまいます。そして、物語が普通にうまくできてるとこも良かった。逃げ回る中にも、ちゃんと父と子の確執と解決が描かれていたし、警官の中にもちゃんとした者がいて事件をなんとかしてくれる事への伏線なんかも序盤にあったし、特にギャングのボスとの対峙は途中で済ませ、ラスボスに手下の殺し屋を持ってくる展開は、ヒネリ展開としてアリガチだけど、元自分の立場に立つ者との戦いで、過去の自分の過ちにケリをつけるってゆうオチとして、僕は好きです。ただ、映画としては十分面白かったんで10点つけたいとこですけど、他のリーアムニーソンの映画を観てしまってる僕としては、どーしても、リーアムニーソンとゆうジャンルにカテゴライズして見てしまうので、新鮮味から7点になっちゃうかなー。 【なにわ君】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-09-28 17:10:38) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 リーアム・ニーソンとエド・ハリス。 二人が画面に映っているだけでも映画として成立しそうな名優の共演作、たっぷり楽しませて頂きました。 一緒に煙草を吸うシーンでの思い出話により、二人が長年の親友である事を自然と理解させてくれる作りなど、上手かったですね。 そして作中で主人公が息子に語り掛ける「お前は撃つな」という台詞。 汚れ仕事を引き受け続けてきた彼の過去とも合致しているし、何より息子を想う父としての願いが伝わってくるものがあって、非常に良かったと思います。 脇役である「誰よりも主人公を憎んでいるはずの警官」も、オイシイ役どころ。 そんな彼が、憎んでいるはずの相手の息子を救う事になる結末なんかも、渋くて好みでした。 一方で、最後の敵という形になる殺し屋に関しては、特にコレといった背景が描かれていなかった事も含めて、どうにも印象が薄くなってしまい、残念。 監督としても、この映画のクライマックスは主人公が親友を殺すシーンであると考えており、その後は簡略的に済ませて「後始末」のように主人公を死なせてみせた、という事なのかも知れませんね。 ただ、自分としては今一つ物足りないものがあって、これなら普通に自首させて終わりでも良かったんじゃないかな、と思えた次第。 それと、この映画のストーリーラインを考えてみるに「飲んだくれのダメ親父と化した主人公だが、実は今でも殺し屋として凄腕である」というサプライズが存在していた事も窺えました。 自分が「96時間」などを未見であったなら (えっ? この親父さん、こんなに強かったの!?) という衝撃を受けて、もっと楽しめた可能性も高そうです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-05-27 14:39:37) (良:1票) |
12.これも「子供のケンカに親が出る」系アクション映画でしょうかね。ちょっと違うか。 ジャウマ・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演とくれば、どうにも期待が高まってしまい、期待が高かった分「ありゃ?」と思ってしまうところもある本作。それでも十分に面白い。ラン・オールナイトと言うだけあって、夜の雰囲気がいい。でもリーアム・ニーソンはあんまし「走れる」ヒトじゃないなあ、と思ったのが『96時間』。この映画も、一晩中アクセク逃げ回る物語には、ならないですね。ダメ親父が、息子との距離をはかりつつ、敵から息子一家を守ろうとする。最初の方のゴチャゴチャした流れがあるポイントに収束して物語が動き出す、その時の快感というのが、一つの魅力なんですけれども、その後も、ゴチャゴチャ感が抜けきらないのは、ちょっと内容を欲張り過ぎたか。ラスト近くになり冒頭シーンに繋がってなお、もうひとつスッキリしないところがあります。・・・とかケチをつけるのも、欲張り過ぎですかね。 この監督&主演コンビで、これだけ毎回、趣向を変えてきて、いずれの映画でも楽しませてくれる。これは、さすがです。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-04 07:37:35) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 リーアム・ニーソンが主演のアクション映画は 1.昔はいい父親、今は落ちぶれたおじさん(家族には会えないor距離あるパターン) 2.おじさん特有の哀愁 3.酒好き 4.大強家族愛 5.本気出せばど偉い能力 が大方の見立て。 これも勿論当てはまってるんだけど、それでも飽きずに見れるのはやっぱりこのおじさんに魅力しか無いからだろうな。 違うのは最後に死んじゃうこと。これは冒頭のおかげでなんとなく分かってしまうのが悲しい。 このリーアム・ニーソンの醸し出すイケオジ且つ落ちぶれおじさんオーラはなんなんだろうか。 ケヴィン・ベーコンとリーアム・ニーソンの映画は何も考えずに取り敢えず見ようってなってしまいました。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-15 11:27:18) |
10.《ネタバレ》 マフィアものとしては、よく出来てる映画だと思います。もうちょっと裏組織を緻密に描いても良かったように思いますが、それでも次から次に飽きさせることなくイベントが進んでいきます。謎とか伏線とかないストレートな話ですが、根性入ってる父さんでして、筋が通った映画です。 【Keytus】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2016-06-22 00:32:13) |
9.《ネタバレ》 エド・ハリスの役柄がとっても作品を引き立てていたと思います。ワルなんだけど、一定の義理人情を大事にしているキャラなので存在感ありました。観てる間は楽しめる作品だと思います。ただ、親子の確執はいまいちドライ過ぎに終わってあとに何も心に残りませんでした。僕にとっては、いつか忘れてしまうだろう作品でした。兄貴と子分の任侠映画みたいな感じでしたが、リーアム・ニーソンが倒れたエド・ハリスを抱くのは分かるけど、エド・ハリスがニーソンを撫でる真理は理解不能でした。そんな心境になれるなら殺そうとすんなよと思ってしまいました。自分の息子が殺されたのは仕方ないと思えないくらいニーソンを憎んだ男の心理として不可解。てっきり刺すかと思ったのに。その違和感だけ引っかかりましたが、楽しめたので7点です。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-18 01:30:40) |
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8.ハードボイルド映画という雰囲気。リーアム・ニーソンとエド・ハリスの醸し出す義理人情の世界観がグッと物語を引き締める。アクションも手ごろでストーリー展開もはやく、ちょうどよく楽しめます。 【カワウソの聞耳】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-01 19:30:47) |
7.《ネタバレ》 単なるバカ息子の暴走が物語のきっかけというのは少々不満だが、いかにもリーアム・ニーソンといった展開である意味裏切らない。ボチボチですかね。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-12-31 04:19:48) |
6.《ネタバレ》 もはやこういうイメージが強いリーアムですが、やっぱりよく似合ってる役ですね~。あとはエド・ハリス、さすがの貫録です。深みのあるストーリー構成も相まって見応えがありましたね。なかなかでゴザイマシタ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-10-16 08:23:32) |
5.《ネタバレ》 最凶の父親、リーアム・ニーソン。今作はムスコのためにムチャクチャする、ひと晩のオニゴッコ。オニさんはNY全土。黒幕は最愛のムスコを守れずマイハニーにビンタ食らって怒れるマフィアのボス、エド・ハリス。目の離せない追走劇。シビれるニーソンとハリスの一騎打ち。ムスコの家族だけは巻き込みたくない、けれど巻き込んじゃった、自らの命差し出してごめんなさい。それでも良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-06-14 22:19:52) |
4.最近のリーアム・ニーソンの作品にはハズレが少ないですね。特にジャウム・コレット・セラとの相性がとてもいいんですね。 作中ではシームレスなカットで場面を切り替える方法で「あっち側」と「こっち側」を対比する演出が多様されているのが印象的でした。 本作品ではリーアム演じるジミーが「あっち側」と「こっち側」の境界線上に位置する存在として描かれており、絶望的な状況のなか、息子を「あっち側」へ行かせまいとする姿がとても切なくスリリングでした。 特にそれを感じさせたのは終盤の『US BEFORE YOU』のメッセージ。あのメッセージによってジミーのbehindに迫る世界と、beforeにある世界を改めて強調し、ジミーの使命に対する意思の強さを感じさせる効果があったと思います。 ずっと家族のことを考えながら生きてきたという描写もさりげなく、しかし効果的になされていて、作品に深みを増していました。しみじみといいサスペンス映画でした! 【もっこり八兵衛】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-06-10 21:09:05) |
3.《ネタバレ》 一筋縄ではいかない両儀的なキャラクター同士の取り返しのつかない対決。 遠方に雷光が走る繁華街の夜景や、黒・青・白を基調とした操車場の硬質なロケーション、 走る車窓を滲ませる夜の雨などとともに、結部を冒頭に持ってきて回想形式で語る ノワールスタイルが運命論的な憂愁を終始纏いつかせる。 逆にそうした不穏感の持続が、エド・ハリスとの対決シーン以降の顛末を 間延びさせてしまった感もあるのだが。 階段といい、煙草や鏡などの小道具の用法といい、監督は案外ワイルダー好きだろうか。 お遊びのような移動空撮、スロー弾丸などはいい加減やめて欲しいし、 細切れ編集の格闘アクションは、『セブンス・コード』の前田敦子にも負けている。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2015-05-23 23:42:14) |
2.《ネタバレ》 リーアム・ニーソンのアクション映画はアクションが現実離れしていないので安心して見られるのがいいですね。ビルから大ジャンプとかないし。ただ途中でカーチェイスがあるのですが、あれでよく(カーチェイスが終わる地点で決着が着くまでの)途中で事故らないな~とは感じましたが。出演者では主役のリーアム・ニーソンはもちろんいいのですが、敵(マフィアのボス)役のエド・ハリスと(プロの殺し屋役の)コモンの存在感と演技がスゴいです。あと地味に凄いのがカメラワークで、ニューヨークの上空にあったカメラが高速移動してクローズアップするというカメラワークが多用されています。ものすごく自然なので違和感を全く感じませんがよく考えるとCGを使わないと不可能でしょ、あれ。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-05-17 08:20:03) |
1.《ネタバレ》 『96時間』シリーズにいまいち乗りきれなかった私でも楽しめた。話はだいたい同じですから、『96時間』が好きな人は楽しめるんじゃないかと思います。昔はすごかったらしいジジイが家族のために頑張るんだけど、アクション以外に見どころがあるのが良い。経歴やかつての振る舞いから父を嫌い、カタギとして幸せな生活を送る息子にひたすら尽くすんだけど理解されず、俺達はあくまでピンチだから助け合うんだという二人の関係が崩れ、ようやくお互いを理解できるようになったのに…。悲しいけど、これでいい。リュック・ベッソンには作れないだろうな。超能力ないし(超人だけど)。作り手は明らかに『96時間』を意識しているし、『96時間』後のリーアム・ニーソンを起用しているということに自覚的。だから家族を主人公との対比に設定し、成功させているのがエラいですね。 【カニばさみ】さん [試写会(字幕)] 7点(2015-05-14 03:58:29) |