3.《ネタバレ》 アメリカの選挙戦がどのようなものなのかがよく分ります。(ある程度の誇張はありますが)政治の、選挙の、そして候補者のそれぞれの模様をビジュアライズ化した作品としては、非常に見やすい点、そしてロバート・レッドフォードそのものが一立候補者としてオーバーラップして見える点でも面白い映画です。祭り挙げられ、側近達の戦略どおりに当選するも、実感のない成功にとまどうラスト。「俺はこれからどうしたらいい」そのつぶやきは
選挙が大きなからくり事でしかなく、実体(候補者はあくまでも人形)を伴わない空しいものとして描かれるあたり、なかなか見応えのある作品です。