2.《ネタバレ》 なんだか『ハンガー・ゲーム』と同じ路線に向かいそうな雰囲気が・・・。
まあ、あちらより数段面白いですが。
最初は群像劇っぽい始まり方。次第に主要人物が集まっていく。腕の立つ主人公を中心に、5人が力を合わせて困難を乗り越えていく。これは前作にはなかった高揚感を感じさせてくれます。
友人宅での惨劇。富裕層の人間狩り。政府軍の介入。(これはパージを盛り上げるためなんだか、区画整理に邪魔な住人を消すためなんだか、どっちかよくわからんかったが。)
とにかく次から次に襲い来る危機の連続。前作よりスピード感があり、スケールはアップしましたが、緊迫感はやや弱くなったかなと。
サスペンスなら前作。アクションなら今作、ですかね。
街に罠がしかけられていたり、いろんな勢力が入り乱れていたり、とにかく1分1秒も気が抜けない。目まぐるしく変わる状況がなんだかんだで面白い。ただ、あまりに詰め込みすぎたため、一つ一つのエピソードが薄味になってしまった感は否めません。
それにせっかく複数の勢力を出したのであれば、その潰しあいも見たかったものです。
仮面の人間バイヤーグループと、政府軍、殺りあってほしかったなぁ。