1.《ネタバレ》 終身刑がふさわしいと願ったマニュアルが釈放されたのは、誰かを救え、という神の教えなのだとしたら、自分が殺した男の甥の命を救い、道を踏み外したソフィアを救ったことで、彼の贖罪は果たされたことになるのだろうか。
一線を越える前に身分を明かし、その上で撃たれていたら、アデルの思いは違っただろうか。
マニュアルは、思慮深そうで、実はあまりにも軽率な気がする。
でも、人間なんて土台そんなもんで、聖人君子なんていない。マイルズも結局逃亡犯だったわけで。
人生を淡々と受け入れるには、静かないい映画だと思った。
ただ、キルスティン・ダンストは好きだけど、やさぐれ具合が足りなくて、この街には不釣り合い過ぎたかも。
キャストが豪華だっただけに残念。