2.《ネタバレ》 ゾンビ映画という感じではなく人間を描いた作品でこれをどういう風な見方で観たかによってかなり評価が分かれると思います。ゾンビ映画におけるスピーディさとは全く無縁で、常時ゆっくりとした時間の流れの中でなんとも物悲しい感じが終始漂っています。父親であるシュワちゃんが少しずつ蝕まれていく娘に対して苦悩し葛藤し続けますが、結局娘との約束も守れず最後まで決断することが出きずに終わるのは駄目な父親にも思えますが、愛深きゆえの葛藤であり決断しなかったことこそが正解のようにも感じられ、答えはないのかなといろいろ考えさせられます。最後は娘が自身で悲しい決断をしてしまいますがそこで流れる幸せな日々の映像は泣いてしまいますね。