20.《ネタバレ》 これはやっぱり、ジョージケネディーでしょう。たしか、葉巻をくわえながら(ちがうか?)”こんなのチョロイゼ!”といった感じで、大雪にはまった旅客機をマックスパワーで脱出させるところ。吹雪のなか、滑走路上にて何度もスラストレバーをふかして、旅客機を動かすシーンは私の永遠のあこがれのシーンです。 映画”タワーリングインフェルノ”は、ジョージケネディーが出ていないから大勢死んだんだ!という、いつか、どっかのだれかが言った発言を思い出す。追加!バカな大学生のころ、せつない孤独の昼過ぎ、東京FMかなんかで”成田フライトインフォメーション”というのを、見知らぬはるか海外に思いをはせながら聴いていた。”そんときの!”番組に流れてるBGMが”大空港ラブテーマ”だったとは!!生きていてよかった。ああせつない。また、追加!願わくば、ジョントラボルタ主演、実機使用で”エアポート2011”かなんかできないかなあ。 1970年!こどもの私。日本ではアメリカやハリウッドが”夢あこがれ”として存在していた時代の、エアライン、アーキテクト、ファッション、ミュージック、アトモスフィア!全てに魅力の詰まった大好きな1本! 【男ザンパノ】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-06-06 01:01:55) (良:1票)(笑:1票) |
19.《ネタバレ》 飛行機のパニック物だとばかり思っていたので、あまりの前置きの長さに「あれ~?これって単なる人間模様を描いた作品だったのかぁ~」と観ていたら、上映時間の3/4にさしかかったところでやっとパニック映画らしくなった。それにしても飛行機の胴体に穴が開くまで長いこと、その前に描かれているドラマが若干コミカルに描かれているからとてもパニックになりそうな雰囲気ではなかったが、そのギャップが意外に新鮮だったりする。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-17 18:52:33) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 とにかくたくさんの人が出てくるので、前半部分で人物把握するのが大変ですが、それさえ超えてしまえば後はつっぱしるのみ(展開は多少ジリジリしています)。ただの飛行機事件ではありません。さまざまな人間模様が描かれているので、二倍の楽しみがあります。緊迫感のみではなく、ちょっとした笑いどころが用意されているのも私は嬉しいですね。ほら、ローマ行きの飛行機に乗っている偉そうな父子とか。無銭搭乗のおばあちゃんとか。いろいろな人が、それぞれの思いをかかえて空港にやってきたり、働いたりしているわけですが、どうしても心の隅にひっかかってしまうのが、機長(ディーン・マーチン)の奥さんのコトです。旦那さんを大切に想っていて、大雪の中、フライトを控えた夫を空港まで送り、事故のニュースをテレビで見て、心配で空港までやってきた彼女が可哀想でなりません。スチュワーデスと浮気をしていた機長は、スチュワーデスの妊娠を知り、さらに事故に会うことでスチュワーデスへの愛を認識してしまう。(このスチュワーデスが、またかわいいし、仕事はできるしで困ってしまうのですが)で、空港にやってきた奥さんの前を素通りして、怪我をしたスチュワーデスの手を握りしめながら去っていくのです。あの奥さんの表情が、なんともいえず辛そうで……。ビックリした後、瞬時にコトの成りゆきを悟ってしまった、あの表情が忘れられそうにありません。 【元みかん】さん 7点(2003-11-05 04:21:16) (良:1票) |
17.この後、連作されたエア・ポートシリーズの第一作。シリーズとしては航空パニックの傾向が強いが、オリジナルである今作は空港、旅客機内を舞台とした群像劇の色合いが強い。様々な人間の思いが文字通り行き交う舞台として、飛行場という設定は優れていたと思う。 【鉄腕麗人】さん [地上波(吹替)] 7点(2003-10-25 14:59:51) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 この映画をパニックものとして定義するなら、確かにこれほど人物描写が丁寧なのは評価が高いといえるでしょう。こういう群像劇は監督がヘボだと目も当てられない惨事になってしまいますが、監督がジョージ・シートンですからそこは安心して観れます。逆にパニック映画としてはサスペンスの盛り上げ方がちょっと緩すぎるところが難点です。しかし一時代を画した『エアポート』シリーズの第一作目ですから、オスカー受賞者まで出るほどの出演俳優陣の豪華さは見応えがあります。全盛期を迎えていた我が愛するジャクリーン・ビセットのスッチー・コスプレが堪能できます、これは至福です。そして『エアポート』シリーズといえばこの人、ジョージ・ケネディ=ジョー・パトローニが大活躍!初登場シーンで奥さんとソファーでいちゃつくとは、憎いぜ色男パトローニ!と掛け声かけたくなりました(笑)。あと興味深いのは昔の空港の様子です。無銭搭乗や手荷物チェックなしで爆弾入りスーツケースを簡単に機内持ち込みができるなど、現代の人はいくら何でも話しを盛りすぎだろと突っ込むでしょうが、50年近く前ならこういうことがアメリカの空港でも起こりえたことなんでしょうね。滑走路を外した旅客機を動かそうと悪戦苦闘するところなどの特撮は見事なんですけど、飛行中になるととても大作ハリウッド映画とは思えないショボいミニチュア・ワークは残念至極、これもサスペンス盛り上がらなかったが要因だったのかもしれません。 どちらも配偶者が原因とはいえ、バート・ランカスターとその妹が二人とも離婚することを暗示してのエンドですが、ランカスターはすぐに次のお相手がいてなんか幸せそう。でも妹の方はなんか可哀そうな感じです、そりゃディーン・マーティンは奥さん捨ててジャクリーン・ビセットの方に行くでしょう、でもそれでいいのかなぁ? 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-13 23:00:19) |
15.《ネタバレ》 まず空港に対する民衆の騒音デモから始まる。雪で航空機が立往生し、パイロットと技師による意見の食い違い、タダ乗りの常連に困らされ、計画性のない爆弾テロ犯の確保、機体に穴が開く大事故へと発展、乗客がパニック状態に陥り、乗り合わせた医師による重傷者の介抱と、航空事業において起こり得る様々な問題がてんこ盛りの映画。一方、機長と客室乗務員が不倫関係にあり、妊娠が発覚するという一般企業にもありがちな問題も付き纏う。パニック映画という概念がまだ存在しない時代の、航空会社を舞台とした群像劇である。なかなかにして緊迫感があり、これだけの問題が一気に起こるという有り得ない展開ながら人々のやりとりが実にリアルで丁寧に作り込まれている。事故機を安全に着陸させるべくプロが腕を奮い、各登場人物達もそこそこハッピーエンドで〆る。非常に綺麗な作りの映画。良作。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-07-24 01:14:30) |
14.搭乗時の手荷物検査が緩くても航空テロの心配のない古き良き時代の映画ですが、淡々とした流れの中にも登場人物の人間模様が丁寧に描かれていて、誇張されていないパニックの上質なサスペンスをじっくり味わえました。 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-05-04 23:58:08) |
13.《ネタバレ》 『大地震』や『タワーリング・インフェルノ』の初公開を劇場で観た頃、既に僕の頭の中では『大空港』は「ふる~い映画」というイメージを持っていました。ディーン・マーチンが機長という配役もそう感じさせていたかも。で「きっと退屈かも」と思ってこれまで鑑賞する機会がありませんでした。退屈を覚悟してレンタルして観てみると、意外にも退屈せず、それぞれの人物のそれぞれのドラマが一機の旅客機に集結して行く様を楽しめました。なんといっても無賃搭乗のお婆ちゃんのユーモラスな描写が、この映画のクライマックスまでをうまく引っ張ってくれています。テーマ曲がどうも自分にはアフリカとかのサバンナを想像してしまう何かがあって、ちょっと違和感。爆破犯の奥さんがかわいそうでしたが、そのあとジワジワと機長の奥さんとかスチュワーデスとかどうなって行くのか心配になりました。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-12 23:01:17) |
12.《ネタバレ》 若い頃に見た映画であり、1970年代のパニックブームの火付け役になった映画である。登場人物それぞれにドラマがあり、一つの事件・事故を通して物語が展開する。実におもしろく、ハラハラどきどきの連続だった。これ以降この映画をまねたパニック映画がたくさん作られたが、これを超える映画はそうたくさんは出て来てないと思う。 この映画とちょうど同じ頃、よど号ハイジャック事件が起こり、その後は空港でのチェックが厳重になったが、それまでは機内に危険物を持ち込むような心配はされてなかった。今思うと信じられないことではあるが・・・。 やはりこの映画ではヘレン・ヘイズ演じるただ乗り婆さんであろう。助演女優賞受賞も当然と頷ける。 こういったとっさの事故では、機長の指示に従うことが極めて重要であり、機長にはそれだけの責任とカリスマが要求される。ディーン・マーチンの機長はその点では無難こなしはしたかもしれないが、やや公私混同の感がある。 バート・ランカスターの空港長夫妻の離婚話も、一件落着になって良かった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-18 21:12:17) |
11.飛行機パニックもの、または空港パニックものがくっつき、最後まで登場人物の活躍が続く。で、ラストはハッピーエンド。テロリストや重大犯罪があるわけでなく、地味な話だけど、充分ドキドキする。ジャクリーヌビセット、ジーンセバーグ共に美しかった。あのただ乗りおばあちゃんも、いい味出してる。きれいな女優さんや頼りになる男たちがグランドホテル形式のストーリーで一気に話をたたみかける。娯楽作品とはこういう作品なんでしょうね。面白かった。でも空港の応接室が立派すぎたのが、ちょっと可笑しかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 18:16:25) |
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10.《ネタバレ》 見所が随所にあるものの、盛り上がりに欠け、パニックものの名作になりえていない。パニック部分は、飛行機爆破と滑走路の飛行機除去。危険人物が乗車しているのが判明する物語はよく描かれているが、犯人が孤立して爆破に至るまでが短かすぎる。もっと説得なり、争いがあってしかるべき。爆発も被害が小さく中途半端。爆発後、時間を置いて天井や側壁がはがれるなどパニックを持続させるべき。飛行機除去は、マックスパワーで移動できたが、後にはブルドーザーが控えていた。まずブルドーザーが失敗して、その後マックスパワーで成功とすれば盛り上がった。着陸も一工夫欲しい。視界不良で進入に失敗し旋回、何とか着陸するものの障害物などにより、クラッシュ、翼がもげるなどの見所が欲しい。騒音問題は竜頭蛇尾。強引な反対派に説得させる感動場面が欲しい。ドラマの部分は冗長的。タダ乗り老婆はいいが、不自然なほど長い。航空長や機長の不倫の部分はいらない。不倫で妊娠したスチュワーデスが怪我をしても可哀想とは思えない。悲劇の部分は悲劇に徹すべき。機長はあくまで正義感に溢れていてほしいものだ。爆破犯の心理の掘り下げは不十分。どれほど悲惨な人生を歩んできたとか、戦争や仕事で辛酸をなめたとか、妻や子供を愛しているとか、この人物が自殺までしてまで家族にお金を残したかった状況を同情できるように描いてほしかった。単なる異常者扱いではだめ。犯人に同情できれば、心に残る映画になったと思う。更に事件の顛末はテレビで放送されていたのだから、その様子も描くべきだろう。緊迫したアナウンサー様子や、それを見た家族の心配する様子など、盛り上がる要素だ。ツボは、保安主任ジョー(ジョージ・ケネディ)の葉巻。マックスパワーのとき葉巻に火をつけていない。成功したら、ばんざいで後ろに放り投げてしまった。操縦席は禁煙だからだろうか。最後メルからせしめたであろう葉巻の箱をかかえ、葉巻をくわえて登場。飛行機によくやったとねぎらいの言葉をかける。火がついているか知らないが、かっこいいです。絵になる男ですね。ジョーの人間ドラマの部分は少ししか描かれてないが、こういう小物を使うことによって、どういう人物か伝わってくる。他の主要人物のドラマ部分も見習うべきだった。昨今のパニックドラマは、パニック部分がメインで、ドラマが少。そういう意味で、貴重な映画。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-08 04:09:22) |
9.’70の幕開けとして封切られたと思いますが、その当時に映画館で観ました。密航常習の老婦人のコミカルで可愛いくて微笑ましい演技に後で気づいたんですが、「武器よ、さらば」でゲーリー・クーパーの恋人役のあの美しい看護婦さんヘレン・ヘイズだったんですね。あれから今年は、すでにもう39年!!驚きと同時に月日のたつのはまさにアッというまですね。 【白い男】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-21 14:43:35) |
8.《ネタバレ》 パニック映画ではなく、パニックを媒介した人間ドラマの良作、といった感じ。特にアカデミー賞に受賞(ノミネート)された2人のキャラクターのドラマにひきつけられます。ただ、巨匠A・ニューマンのテーマ曲は素晴らしいのですが、会話のシーンでのスコアがやたら古ったいのが気になってしょうがなかった… 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:51:47) |
7.《ネタバレ》 おかしいなあ。飛行機がある高度以下になると爆発するパニックムービーのはずなのに…これからか?もう一展開あるのか?と思っているウチに飛行機が無事着陸して終わりました。そうです、ずっと『夜空の大空港』と間違って観ていました。 【カタログ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2008-09-14 23:47:12) |
6.群像劇としてはなかなかよく出来ています。ただ序盤は情報量が過多ぎみで、登場人物の整理がうまくできていません。ここを乗り切れるかどうかで、この映画を楽しめるかどうかが決まるでしょう。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-10 00:32:23) |
【オオカミ】さん 7点(2003-11-17 10:36:48) |
4.この映画、古典的な演出がどうにも馴染めず、とくに人間模様を描いている前半は、いい加減にして欲しいくらい退屈だったのを覚えています。ただ、爆弾犯が潜む機内のシーンだけはけっこう緊張感があり、どう展開するか目が離せない。それと当然ながら、タダ乗りお婆ちゃんと、哀愁漂う爆弾犯の夫婦がしっかりと場面をさらっていたのは言うまでもない。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-07-12 20:47:35) |
3.ボクも(↓)【ドラえもん】さん派かな。巧くまとまっていますし、オールキャスト的大作のにおいもしますが、一連のパニックものの見過ぎで・・・・・ 【イマジン】さん 7点(2002-09-19 19:19:12) |
2.このシリーズ(?)の中では一番良くまとまっていて評価も高かったと記憶していますが、いかにも古き良き時代のギラギラとしたハリウッド調の名残のような演出には終始ノレなくて、スペクタクル性重視のエンターティンメントに徹した「エアポート’75」ほどの思い入れがないと言うのが正直なところです。 【ドラえもん】さん 7点(2001-09-02 15:23:10) |
1.その後、エアポート○○っていう続編だかどうかも分からない映画が量産されましたっけ。私はアルフレッド・ニューマンのテーマ曲が耳に残る、いわゆるパニック映画の原点と記憶してします。また、その後一時期流行るオールスター・キャストの原点でもありましたっけ(「ダイ・ハード2」と比べちゃいけません)。ということで7点献上。 【sayzin】さん 7点(2001-07-29 22:39:38) |