ビフォア・アイ・フォールのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ビフォア・アイ・フォール

[ビフォアアイフォール]
Before I Fall
2017年上映時間:98分
平均点:7.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2017-08-25)【カジノ愛】さん
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キャストゾーイ・ドゥイッチ(女優)
ジェニファー・ビールス(女優)
あらすじ
女子高生のサマンサは、親友たちやイケてる彼氏と好き勝手な高校生活を満喫していた。そしてそんなある日の夜、乱痴気騒ぎのパーティからの帰路、友人の運転するクルマが事故を起こしてしまい記憶はそこで途切れてしまう。ところが翌朝目覚めると、そこは何故か自宅のベッドの中。しかも既視感のある前日の光景が次々と眼前に。そこで彼女は、自分がタイムループの最中にあることに気付くのだった。果たして彼女はタイムループから抜け出すことが出来るのか? 原作はローレン・オリバーによる同名のヤングアダルト小説。
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2.《ネタバレ》 形式的にはSFサスペンス的タイムループものですが、戸惑いながら青春の中にある女子高生の心の成長を描いたヒューマンドラマですね。タイトルからして些か宗教的、道徳的な香りがしないでもないのですが、タイムループを繰り返す度に成長していくヒロインの姿が等身大に描かれていて、青春ドラマとして好感が持てました。ヒロイン・サマンサ役のゾーイ・ドゥイッチが素晴らしい。何人もの役をこなしてる感じがします。

パーティシーンなんか見ていると、これって高校生?アメリカの高校生はこんなに乱れ切ってるのか?なんて思ってしまいそうですが、ま、こういう子たちもいるってことなのでしょうね。子どもから抜け切れない少年少女の残酷なぐらいのストレートな暴走。そんな姿を見せることでこの物語が成立しているとも言えるでしょうし。

ちなみに、ここで描かれるタイムループは、原理原則的な説明は一切なく、極めてシンプルにシチュエーションとしての設定というか物語の構成上のアイテム。なのでそこはツッコミどころではないと思います。強いて個人的考察を披露させていただくならば、始めの一日でリンジ―の運転するクルマが起こす事故はジュリエットを轢き殺してしまった衝撃で起きたもの。乗車していた4人も即死し、そのことが引き金になってタイムループが始まってしまう。ループを止めるにはジュリエットの死への決意を止めなければならない。しかし、彼女の人生に対する絶望感と死への決意は堅い。現状のサマンサにはどうにも出来ない。親友たちの心を動かし状況を変える必要がある。そしてサマンサの成長なしには親友たちの心を動かしようもない。だからループを繰り返し、その都度サマンサは成長していく。といったところでしょうか?

サマンサの命と引き換えない限りタイムループが止まらなかったのだろうか?サマンサが死んでしまった後に残るものは、家族や親友たちやジュリエットやケントの深い悲しみと喪失感ばかりではないのか?極論としては、高校生活が一瞬であっという間に忘れ去ってしまうように、ジュリエットの死もすぐさま忘れ去られてしまうのではないか?だとすれば、サマンサの死によるあまりに大きな喪失感の方が防ぐべきではないのか?

もしかしたら、最初の事故でサマンサは死んでしまい、その後に描かれるタイムループは死後の世界、サマンサの魂が地獄に堕ちる前に最後の試練が与えられ、結果それを乗り越えたサマンサは天に召されるという「実は死んでます系」なのかも知れません。その場合若干既視感のある設定になってしまいますが、その方がより好感の持てる着地点かも知れません。

等々、観終わった後の疑問は多々ありますが、一人の少女の心の成長、本当の愛への目覚めを描いたドラマとしてシンプルに観る限り、丁寧に作られた青春ドラマとして楽しめました。こうやって反芻出来る作品は好みです。迷いますが8点に近い7点を献上します。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-18 11:08:23)
1.《ネタバレ》 大好物のタイムリープもので、しかも青をトーンとした好みの澄み切った落ち着いた雰囲気。
主人公が死ぬ前までリープするというのは数々の映画で既出であり、設定的にはありきたりな部類かもしれない。しかし、物語としては年頃の高校生たちの抱く微細な感情やライフスタイルがスパイスになり、魅力的で飽きない。
ラストはモヤモヤが残るが、これ以外の展開は有り得ないと考えると腑に落ちた。
カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-26 16:07:31)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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100.00%
200.00%
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400.00%
500.00%
600.00%
72100.00%
800.00%
900.00%
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