ザ・サークルのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・サークル

[ザサークル]
The Circle
2017年アラブ首長国連邦上映時間:110分
平均点:4.72 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-11-10)
ドラマサスペンスSFネットもの
新規登録(2017-09-12)【kaaaz】さん
タイトル情報更新(2019-01-13)【たろさ】さん
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監督ジェームズ・ポンソルト
キャストエマ・ワトソン(女優)メイ・ホランド
トム・ハンクス(男優)イーモン・ベイリー
ジョン・ボイエガ(男優)タイ・ラフィート
カレン・ギラン(女優)アニー・アラートン
エラー・コルトレーン(男優)マーサー
パットン・オズワルト(男優)トム
グレン・ヘドリー(女優)ボニー・ホランド
ビル・パクストン(男優)ビニー・ホランド
エレン・ウォン[女優](女優)レナータ
沢城みゆきメイ・ホランド(日本語吹き替え版)
江原正士イーモン・ベイリー(日本語吹き替え版)
志村知幸ビニー・ホランド(日本語吹き替え版)
出演ベック(Beck)本人役
脚本ジェームズ・ポンソルト
音楽ダニー・エルフマン
撮影マシュー・リバティーク
製作ゲイリー・ゴーツマン
ジェームズ・ポンソルト
製作総指揮マーク・シュミューガー
配給ギャガ
あらすじ
テレフォンセンターで日々苦情処理に明け暮れていたメイは、友人の紹介によって全世界にユーザー網が広がる巨大SNS企業「サークル」への転職が叶う。憧れの企業で働き始め充実した生活を送るようになった彼女は、ユーザーのデータを全て蓄積してその活用を図る「サークル」の在り方に疑問を感じつつも、ある出来事をきっかけに創始者でありカリスマ経営者のベイリーに認められ、新サービス「シーチェンジ」の広告塔に抜擢されることに。独自開発の超小型カメラによって私生活の全てをネット上に公開することになったメイは、瞬く間に驚異的な数のフォロワーを集めることになるが、友人たちはそんな彼女の豹変ぶりに次第に離れて行ってしまう…。SNSを通じて世界規模の影響力を持つことになった企業を題材に、その活動に翻弄されるヒロインの成長を描いたサスペンス作品。
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2.《ネタバレ》 大自然に囲まれた湖のど真ん中でカヤックを浮かべながらスマートフォンで何かを見る。全体を観た後で、冒頭のそんなシーンが何故か強く思い出されました。

全ての人間を「透明化」、つまりは個人情報やプライバシーの考えは捨て去り、全部すべて明らかにして生活しましょう。友人関係はもちろん、自分に来たメールもすべて公開。いつ誰と会ってどんな話をしたのかもすべて公開。起床から就寝まで、あるいは就寝中ですらすべて見せましょう。それが『サークル』の考え方ということらしいです。かなり極端な考え方なのですが、『サークル』が大会社で福利厚生がかなりしっかりしていること、see changeの導入でメイの命が助かったこと、そうして救われた命でメイが会社の広告塔として成功したこと、そしてそれを支える絶大なフォロワーによってこの極端な考え方はけっこう浸透してしまいます。この考えに賛同しないやつは異端だとでも言わんばかりの雰囲気が醸成される中で、意外とこれと似たようなことは現実もあり得るんではないかと思ってしまいました。

こういった場合、大半のフォロワーは見て楽しむだけの存在で、ただ面白ければ良いというその他大勢。でもそれが目に見えてメインストリームを握ってしまうという怖さがありますよね。一度できた流れは変えられない怖さがあります。

反面実際の話をさせて貰えば、じゃあみんな「透明化」したとしてメイのようになるかというとそんなことは絶対ないわけで。一日の時間は24時間で、その中で一人が見られるコンテンツは限られている。今回はメイがビッグコンテンツとなったおかげで色んな成果が出たわけだが、その成果が『サークル』利用者全てに平等に起こるわけではない。youtuberと同じで、一部の成功者以外はその恩恵を享受することなく埋もれていくんだろう。なぜなら時間は有限だから。自分の時間の全てを誰かのコンテンツを見るために捧げられないし、仮に捧げたとしても一部しか成功はしない。芸能人でもあるまいし、自分の生活を切り売りするようなことして、視聴者に搾取されるような感覚が個人的には嫌ですね。古い感覚なのかもしれませんが。

でも、私がよくいうセリフですが、やはりこういうSFチックな実際こういうものがあればどうだろう的な映画は好きです。色んな仮の話を考える機会があることは嬉しい限りです。
TANTOさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-11 14:41:21)
1.「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが」と言ったのはチャーチルだが、大衆社会で危惧された状況から、IT社会の到来によってこの「最悪」がどう転ぶかが試される状況となっている。基本的には「自由」の国アメリカにおいては中国のような監視・管理社会になる事は考えにくいが、監視・管理社会の方が昨今のコロナ禍においては好結果をもたらすという皮肉な状況もあり、IT社会における民主主義のオープン性やアカウンタビリティーのあり方が問い直されている。作品のテイストとしては監視・管理よりも自由というアメリカらしい感じにはなっているが、「安全」や「秩序」においては監視・管理社会に優位性があがる事を提示しているし、情報(知識)共有を基本的人権としている点等は中々斬新でもある。全体的には政治色が強く娯楽系のサスペンスではないし、明確な善悪の価値観提示もなく、物足りなさやモヤモヤ感が残る部分があるのかもしれないが、IT社会のあるべき姿や最適解(自由と管理のバランス)を決めていくのも民主主義である。その問いかけを行い、視聴者に考えさせる価値ある作品である。
東京50km圏道路地図さん [地上波(字幕)] 7点(2020-10-28 13:08:47)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 4.72点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
41055.56%
5527.78%
615.56%
7211.11%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.50点 Review2人
2 ストーリー評価 4.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 4.50点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review2人
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