否定と肯定  のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ヒ行
 > 否定と肯定  の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

否定と肯定  

[ヒテイトコウテイ]
DENIAL
2016年上映時間:110分
平均点:6.40 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-12-08)
ドラマ
新規登録(2017-12-07)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2019-02-08)【S&S】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ミック・ジャクソン
キャストレイチェル・ワイズ(女優)
トム・ウィルキンソン(男優)
ティモシー・スポール(男優)
アンドリュー・スコット〔男優・1976年生〕(男優)
ハリエット・ウォルター(女優)
脚本デヴィッド・ヘア
音楽ハワード・ショア
撮影ハリス・ザンバーラウコス
製作ゲイリー・フォスター[製作]
製作総指揮ジェフ・スコール
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
5.《ネタバレ》 アメリカ風に饒舌な弁論で押すタイプの法廷劇とは違いますけど、論旨を積み上げてゆく英国式もまた見ごたえがありました。国が違えば裁判制度もずいぶん違うのですねえ。英国の裁判システムに驚いたのは被告側に立証責任があるということ。それに、本ケースは原告であるホロコースト否定派の名誉棄損訴訟で、著作の解釈のあり方を問うもの。これがまず難しい。訴えられた側のデボラもその辺を混同している節があり、「ホロコーストの有無」にこだわり生存者を証人として呼び情に訴えたいと主張するのですよね。
デボラの強気一点張りはいかにもアメリカンのイメージ。裁判長への一礼も「アメリカ人だから」と拒否しますし。
彼女の激情をいさめつつ、法廷論争の戦術がぶれない英国人弁護士らの理性的な判断はさすがです。
クライマックスらしき大盛り上がりの無い本作において唯一驚かされる場面は裁判長の放った一言。この一瞬、何が起きたのかデボラも私も共に困惑。さすがに弁護士らは提起された意見に考え込んでましたが。
裁判長「原告は心底からホロコーストの無かったことを信じているのではないか?」即ちアーヴィングが個人の信条に基づいて既出の歴史解釈を否定したとしても、それを嘘つきと呼ぶことはできないのではないか?
デボラ側が勝つことに疑いを抱かなかった私(と多分大多数の人)がうわあなるほどなあ、と唸る場面でありました。
果たして裁判の結果はいかに。世間の注目を集めることに成功し意気揚々のアーヴィングと、それを見て喧嘩疲れな表情のデボラ。まあこれが今我々の生きている社会なのですね。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-29 00:30:10)
4. じんわり、その良さが伝わってくる作品。アメリカ人とイギリス人の違いが面白い。
 邦題「否定と肯定」は、なんだかなぁという気がします。もうちょっと工夫できなかったのかな。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-29 22:57:26)
3.《ネタバレ》 怖い話。そして現代の不条理劇。ナチスのホロコーストも怖いが、イギリスの法律制度(訴えられた側が証明する)の方が怖い。
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-22 14:55:28)
2.《ネタバレ》 こんなにも不毛な裁判を見終えて、「不毛だなあ」という感想しか残らなかった。裁判官の最後の余計な一言で少々映画的な盛り上がりが起きたが、判決は予想通りだった。
そんななか、アウシュビッツのロケは無限大の緊張感があった。ラストのワンカットも大変意味がある。真実はあそこの土にしみこんでいるわけで、その土をカメラが撮っているということは、ラストシーンは「真実」にほかならない。

英語力の無い僕は、原題DENIALを、Deny(~でないという)とREAL(リアル)を組み合わせた造語だと思った。

そして現代の日本でも、南京事件とか、竹島とか、尖閣とか、なんなら関東大震災での朝鮮人虐殺事件に対する小池知事の余計な一言とか、まったく他人事ではない。そして真実を裁判で暴くことの不毛さといったらない。土のみぞしる。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 7点(2017-12-29 23:06:16)
1.《ネタバレ》 序盤から慌ただしい編集で畳みかける語り口をスピーディととるか、目まぐるしいととるか。
朝靄のかかるアウシュビッツの厳粛なシーンに至って、緩急のバランスが釣り合ってくる。
法廷を中心とする弁論シーンを主体としつつ、ロケーション自体の沈黙の力にも信頼を置いている。
レイチェル・ワイズがトム・ウィルキンソンに詫びるシーンや、生存者である女性と手を重ね合わせるシーンなどの静かな余情もいい。

弁護士らとのチームワークのドラマ、法廷戦術のドラマとのバランス取りも巧く、視線劇もドラマの中にしっかり活かされている。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2017-12-14 23:43:52)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
5110.00%
6220.00%
7550.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS