7.《ネタバレ》 らせん階段、洗濯物の上の大輪の蘭、空を渡っていくピアノなど、絵として切り取り眺めていたいようなシーンをふんだんに織り込んだ、しかし悲しい空気を持つ映画だ。静かでやるせない愛情の持ち主にデビッド・シューリスがはまっている。ただただ主人公シャンドライを想う一途さが、行き過ぎと思えるほどの行為になり、結果的に彼女の心を揺るがす。この後の心を通わせる場面も含め、純愛を貫く姿が切なかった。観る側に結果をゆだねるラストのおかげで、胸に刺さった何かがなかなか抜けなかった。 【のはら】さん 7点(2004-03-09 19:45:11) (良:1票) |
【マーガレット81】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-06-17 01:56:53) |
5.《ネタバレ》 愛する男と、愛する男を助ける為に全てを投げ打った男。とことん説明を削ぎ落とし、タンディ・ニュートンの日常を追っただけの官能的映像で描き出される、一人の女の心の揺らぎと究極の選択。この映画を観た一人一人はシャンドライとなり、彼女と共にそれぞれが結論を下さなければならない。これは観客にとっても正に「悩ましい」状況。しかし、シャンドライの家主に対する気持ちは、果たして邦題通りの「恋」と呼べるのか? 彼の行為は無償の愛でも、その結果は金で女を買うことと何処が違うのか? ここを突き詰めれば自ずと結論が出る筈です、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2005-02-15 02:21:18) |
【アンナ】さん 7点(2004-09-12 20:05:56) |
3.もっと長い話かと思っていたのですが、意外と短くてシンプルなつくりなのにびっくり。献身的な愛を注ぐ男。その男の腕に抱かれる貞淑な人妻。そこに鳴り響く、夫の鳴らすドアチャイム...筆舌に尽くし難いほどに美しく、切ない官能的なシーンでした。 【凛】さん 7点(2003-05-01 22:22:41) |
2.最近パワーが無くなってしまったと評する人が多いベルトルッチ監督ですが、私は良い意味で力を抜いて撮っている感じのする、この作品のような小作もなかなか味わい深いと思っています。相変わらず美しい映像で魅せてくれるし、アフリカの音、ピアノの音も非常に印象的です。ピアノ弾きの報われない愛、無償の愛。。。シャンドライはドアを開けたんでしょうか? 【クロマス】さん 7点(2003-02-09 17:58:52) |
1.官能的でシンプルで綺麗な映画でした。T・ニュートンも美しかったし。 【ネジマキ】さん 7点(2002-12-04 19:57:49) |