3.出演しているラバーガールのお二人が、いかにもコントじみた喋り方をしていて、なるほどコントでここぞというセリフが聞き取れなかったら命取りなので聞き取りやすく喋るのは大事なことなんだろう、と思いつつ、映画でこの喋り方というのは、違和感があるのも事実。ただしこの作品の場合、主人公の女性二人がモゴモゴという喋り方なもんで、うまく好対照になっています。もともと、ショートコント集みたいなところのある作品でもあるし、これもきっと意図的な演出なんでしょう。もっとも、モゴモゴ喋りの方は、字幕でも付けていただけると助かります・・・。
で、本当は、その対照が作品のメインなのではなくって、イマドキ女性のモゴモゴ喋りとキレのあるアクション、その不釣り合いな同居こそが、見どころ。冒頭のコンビニを舞台としたスピーディな立ち回りから、アクションも残酷描写も全開。いやあ、こういうお嬢さん、素敵ですね、ホレてしまうではないですか。
男性陣も負けてはいなくって、本宮泰風の極道芸がこれまたお見事。極道コントの一つの到達点とでも言えそうな。
ナンセンスもここまで徹底して本気でやってると、気持ちいいですね。