1.最近シリアの独裁政権が倒され、収容所の様子などの記事を読んだところだったので、シリア難民の話はリアルに感じられました。
わかりやすい話で、アートで難しい映画をいくつか見させられた後には、きちんとエンターテイメントしていて楽しく見れました。
ひとつひとつのエピソードは、誰かが考えた「脚本」の展開に従っている感じがする一方で、ひとりひとりの演技には、それぞれが自分の意志で自分の求めているものを生きている感覚があり、共感できました。ラストの展開も、僕は納得できるものでした。
システムが存在するという前提で、そこをしたたかに生きる、というメッセージを受け取ったつもりです。そういう野生の賢さを僕も持ちたいなと思いました。