真実の穴のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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真実の穴

[シンジツノアナ]
The Whole Truth
2021年タイ上映時間:125分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマホラーサスペンス
新規登録(2024-09-05)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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配給ネットフリックス
あらすじ
高校生のピムは母親のマイと弟のパットと3人で暮らしていた。ある日、会社から帰宅途中のマイが交通事故で意識不明の重体となり、ピムとパットはそのことを自宅を訪ねて来た祖父から聞く。初めて会う祖父の訪問に戸惑う二人だったが、病院に着き母親の重篤な状態を見て呆然とする中、祖父の指示で当面は祖父母と暮らすこととなる。そして、祖父母の家(母親の実家)での生活が始まるが、パットは壁に穴が開いていることを見つける。覗いてみると、その穴の向こうには…。謎めいた壁の穴を通して、秘められていた真実が次第に姿を現していくタイ発サスペンスホラー。
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1.《ネタバレ》 東南アジア発のホラーには、邦画ホラーや洋画ホラーとは異なる独特の雰囲気(=魅力)がありますね。本作もどことなく邦画ホラーの湿気に通じるものを感じるものの、邦画とは少々異なる味わいが楽しめます。素朴、と言うとちょっと違うかも知れませんが、作り物ではない自然な恐さとでも言いましょうか、生活感は近代的でありながら語られる恐怖は少し時代を遡るような感じがします。

少し前に洋画ホラーで同じような壁の穴を扱った作品を観ましたが、そちらはもっとグロテスクかつエロティックな描かれ方でした。それはそれで面白かったのですが、本作の穴はそれと比べれば相当に控え目。直接的(攻撃的)な恐さというより心理的な恐さです。洋画ホラーとアジアンホラーの違いがよく解ります。

壁の向こうに見える世界。それは現実とは時間も空間も異なる異世界。穴は過去の悲劇を語りかけて来る。じわじわと家族の秘密が垣間見えて来ます。祖父母が、そしてマイが隠し続けて来た秘密。マイが実家を飛び出して以来、過去の怨念は出口を失っていたのでしょう。そこにやってきた姉弟。恨みを訴えるには最適な二人です。祖父母には見えなかった(見ようとしていなかった)壁の穴は二人に真実を見せようとし始めます。

願わくば、もう少し尺を短く出来なかったものか。ピムをものにしようとしているパットの悪友のエピソード。ピムの部活のエピソード。物語全体を見たときに、これって必要なエピソード?と思えてなりませんでした。二つのエピソードを絡めてまで描く必要があったのかどうか?本筋だけで十分楽しめたのでサイドストーリーが余分に思えてしまいました。

とは言え、じわっと来る恐さが光るタイ発ホラーに7点献上します。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-05 16:40:22)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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