40.《ネタバレ》 レプリカントの本当の目的は復讐や人間世界の滅亡などではなく、生きたいという願い。それは、人間が抱くごく自然な感情。人間ではないレプリカントのロイは感情に身を任せることなく、デッカードを生かした。その行動は、今までの残虐的行動への彼なりの罪滅ぼしなのか、それとも、人間ではない自分でも極限の状況で理性を保つことが出来た。自分を生み出した人間にはそれが出来るのか、という彼等の人類への挑戦なのか、はたまたもっと別の理由なのかは分かりません。しかし、いずれにせよレプリカントは肉体的のみならず精神的にも人間に限りなく近い存在、もしくはそれ以上の存在になっていたという事なのではないでしょうか。 【ちゃじじ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-18 21:44:25) (良:1票) |
39.お前には信じられないものを見てきた。オリオン座ちかくの… 自分とまったく同じものを見てくる者はいないし、まったく同じものを感じる事もない。人はみんなそれぞれ違うもの。違うものが違うものを区別する事や判別、決めることや裁く事は、あいてにとっては自我としか映らないんだろうかって思う。 重苦しい音楽と映像の中でのレプリの美しい死の描写。 人間の対極には終わりがないのだろうか。 【風太郎】さん 7点(2004-04-15 13:40:29) (良:1票) |
38. リドリー・スコット第2作(「デュエリスト」から数えりゃあ3作目か?)にしてカルト。ヒゲガンダムのデザイナーと同一人物とは思えない、美術シド・ミードのベストワーク。「協力わかもと」の看板、怪しげな日本語の飛び交う屋台に降りしきる酸性雨…。胡散臭過ぎる2020年の未来都市の映像はCG垂れ流しの現在でも見事。このアトモスフィアを描く方便にP・K・ディック原作を付き合わせたのはチト頂けないが、ディック無しにこの沈鬱なイメージは到底インスパイアされなかっただろうからマァ仕方ないか。とは言え、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とはハッキリ言って別物なんで、ディック好きの私としては絶対に混同してもらいたくない。読んだヒトなら分かる…よね? 【へちょちょ】さん 7点(2002-12-29 03:01:43) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 すげぇよ 30年前の映画なのに本当に古さを感じない。(実際はやっぱり古臭いが) 高度に文明が発達しても汚く狭く、言葉も文化も入り乱れる。 倫理観、ロボットの愛まで描く、その想像力がすごい。CGも無い中でよくここまで撮ったなーって思います。 人間よりも苦しみが多い分、人間らしいのかもしれない。SFの原点的作品。 【Keytus】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-04-16 00:30:32) |
36.当時、私はまだまだ幼かったけれど、その映像美にはびびった記憶がある。見直してみてもその映像美に衰えは無かった。けれど大人になった今の私にはストーリーにもうひとつパンチが欲しいかな(←生意気)。ただしこの時のルトガー・ハウアーはいつ観てもカッコいいのだ。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-22 18:57:15) |
35.《ネタバレ》 その昔、学生時代に友人から勧められて見た映画。 「これ系の世界感」に触れたはじめての体験でした。 この世界はメカメカな中で、雨がよく似合う。 今となっては、内容は詳しく覚えていないです。 あ!レイチェルが美人だったのが印象的。 【たかしろ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-10 13:37:25) |
34.これは何といってもルトガー・ハウアーの魅力につきます。めちゃくちゃ怖いし、死ぬシーンは美しい。 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-10 11:19:47) |
33.公開当時はあまり話題に昇らなかった覚えがあるのだが、 リドリー・スコット監督らしい、黒っぽい重厚な映像がいい。 近未来SFという設定が、うまくストーリーに溶け込んでいたんじゃないかと思う。 アクションシーンも結構あるけど、派手さはなく、あくまでストーリーで見せる映画。 主人公とレプリカントの心情を、しっかり描いているところがいいよね。 配役では、レプリカントのリーダー役のルトガー・ハウアーと、 謎の美女ショーン・ヤングの二人が印象が残っている。SF映画が好きな人には特にお薦め。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-17 06:29:27) |
32.レプリカントが壊れるシーンが綺麗過ぎる、大好きすぎる。鳥肌もんですね。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-07 10:59:41) |
31.デッカードは一流のブレードランナーのはずなのにヘッポコすぎる。レイチェルを守るためにもっと強くなってくれ。 【くまさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-07-04 23:57:19) |
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30.《ネタバレ》 近未来の描写に惹きこまれました。それに合わせ、SFアクションとはいえ、終始落ち着いた雰囲気です。 いわゆるドンパチは最小限なので、アクション、ヒーロー好きの人には物足りないかなと思います。 レプリカントによる殺害シーン描写はかなり抑えていて、 製造者を苦しげな表情で殺害したり、デッカードに止めをささず目の前で息絶えるなど、 どこか人間に逆らいきれないレプリの悲哀が印象的でした。。 デッカードが何とか最後のレプリを倒すという展開だったら、かなり平凡な作品だったと思いますが、 あの息絶えるシーン(真っ白の灰になった?)に救われました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-29 17:28:29) |
29.《ネタバレ》 これ撮り直してます?っていうくらい映像綺麗。 この年代の映画は金がかかりまくっているので逆に実写の限界が見えてしまう感じです。 飛ぶ車とかもワイヤーでつるされた物の物理法則がわかるから何となくリアルに見えるんですが、実際は錯覚ですからね。ホントに浮いてる物を物理演算すると見たことのない物が逆にリアルに見えないという錯覚がCG臭いとなってしまう。 物理演算されたCGIとワイヤーの実写の違いが明確になるのがちょっとおもしろいです。 こういう部分ではトータルリコールもブルーレイでリマスターされると印象変わるんでしょうかね。 それにしても10年くらい前初めて見たときは、アクションシーンのおとなしさが全然気にならなかったんですが、今見ると迫力皆無ですね・・・ 主人公が弱すぎて攻防になってないんですよ。敵に「ボコボコにしちゃったけどとどめ刺さないから後10秒後に反撃してね」と言われてる的なやりとりに見えてしまって残念。 攻防やアクションのことは時代を考えれば仕方ないですね。 やっぱりこの映画で重要なのはあの雰囲気。 雨が降っていて夜。建築や機械のデザインの様式などはかなりグッときます。 さすがに内装はそれはどうかなって言う感じですが、全体に作り出された雰囲気は秀逸。 ラストは公開版って思わせぶりなだけじゃないですかねっておもうんですがどうでしょうか。 素人が想像したってたいしたオチなんか考えつかないから、きちんと作り込んでからラストシーンを編集してくださいってかんじがします。80年代の悪い癖です。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2008-10-05 08:15:52) |
28.思ったより面白くなかった。雰囲気に乗れるとかなり面白いんだろうけど、乗り遅れるとさっぱりわからなくなってしまう、という鑑賞する人を選ぶ映画。悪くはないと思うんだけどね。レプリカントの苦悩を描くところはなかなか楽しめた。 【ドラりん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-24 01:54:52) |
27.《ネタバレ》 20年ぶりぐらいに見直した。最終版を見た。思ったより面白くなく感じた。レプリカントの物悲しさが何故か伝わってこなかった。恐らく私が年をとって、生物と機械を完全に分けて考えるようになってしまったからだろう。機械に心が宿るはずがない。機械は所詮機械である。生み出された理由のために従事することが当然である。頭が固くなったのだなあと感じた。それから、音楽がほとんどなかった。これって最終版だからだっけ? 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-19 19:56:47) |
26.薄暗くも美しい近未来映像が素晴らしい。この映画自体に流れる退廃的な空気が好きだ。ストーリーは暗く一般受けはしづらいのかもしれないが私にとっては好きな作品である。 【めめこ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-25 01:34:42) |
25.ちょっとホラーチックな感じでよかったね! 街の広告に、日本の商品が出てて親近感がわいた! 【Takuchi】さん 7点(2004-12-24 21:42:49) |
24.雨に濡れる銀髪のレプリカント、ハウアーが美しい。 リアルタイムで見てたら+2点でしょうな。 【NIN】さん 7点(2004-12-06 08:16:23) |
23.20年以上経ってますから、「往年の名作」と呼んでもいいのでは。この退廃的な美学は、癖になります。役者の演技も素晴らしい。ハリソン・フォードがうどん食ってる映画、他にあるのかな? 【金子淳】さん 7点(2004-07-15 01:50:45) |
22.《ネタバレ》 雰囲気を楽しむ映画なのだろうか。描かれていた退廃的な近未来は、ロマンティシズムを感じさせるものでそこそこ楽しめた。しかし如何せん、そんな雰囲気が強すぎたのか、人物の心理や諸々のテーマが心に響いてこなかった。あるいは私が感じ取れなかった。最後のどしゃ降りのシーンは強烈ではある。あの場面のためにこの映画はあったのか。またリベンジします。 【kozi】さん 7点(2004-06-28 10:16:47) |
21.《ネタバレ》 原作と比べ、こちらではレプリカントの悲哀・人間の傲慢さが強調され、すっきり度は高かったです。原作ではレプリカントの残虐性がかなり描かれ、どちらにも同情できない閉塞感が強かったので。クライマックスの、それまで怖かったロイが一変したシーンはとても心に残りました。ただ、人間とアンドロイドを区別するテストへの疑問、主人公が自分もアンドロイドではないかと疑いそれが二転三転とする部分が無いのは残念でした。 【トマトマート】さん 7点(2004-05-02 10:09:57) |