7.《ネタバレ》 幸い、世界名作劇場のアニメも原作も知らずに観たので、純粋に楽しめて幸せでした(あのハラハラドキドキ感は、先の展開を知らない者の特権だと思います)。
ハッピーエンドで無かったら観終わった後にどれだけ凹むだろうという内容でしたが、登場人物1人1人のキャラ設定も憎めない人たちばかりで(あの先生を除けば)最後も救われましたし、幸福感に満ちて楽しかったです。
主人公セーラの幸せ⇒どん底の振り幅がとても大きいのでそれだけハラハラもしましたし、観ている側は余計に「この純粋で前向きな女の子に何とか人並みの幸せを与えてあげてほしい」と願わざるを得ません。また大人たちは先入観で酷い事をするなという事も痛感しました(肌の色の違いや貧富の差などで)。
セーラを演じた子は健気で可愛いですね。そしてラストで記憶を無くしたお父さんがセーラの必死の投げかけに記憶を取り戻すあのシーンには思わず目が潤みました。先生が小間使いとして立場が逆転するのもご愛嬌。こんな世の中だからこそ余計に親子揃って観るべきファミリームービーだと思います。時間的な長さも丁度いいですね。ただ1つ、インドでの空想話が、日本人にはピンとこない部分もあるかな?と。