8.《ネタバレ》 旧シリーズ最終作にして最大のスケールの事件。コロンボのプジョーがハイウェイを疾走するは、沿岸警備隊はおろかFBI(姿見えず)は出てくるは、コロンボじゃないみたいです。さて今回の犯人は北アイルランド援護協会の会員。この協会、人道的援助をうたい文句にしていますが実は武器を密輸するとんでもないヤツらです。我らが警部はそこに単身乗り込み「ウチのカミサンがね・・」「あとひとつだけ・・」といつもの調子で、チクチクと嫌がらせ捜査を開始します。犯人のほうも武器密輸の件があるので、コロンボに付けこまれるわけにいかず比較的丁寧に相手します。酒場でのダーツや詩のやりとりが見所です。そうした中、コロンボは証拠を見つけられず四苦八苦、武器の密輸も気になる。さぁどうするコロンボ!ラストはちょっとあっけないですがコロンボの「ここまで、これを過ぎず」のセリフと、なんともいえない笑顔が魅力的です。・・・私的ではありますが本作で旧シリーズ45作全てのレビューをしたことになります。昨年の10月末にこのサイトを知ってから通算145レビューにしてコロンボが45本。我ながらコロンボが好きなんだなぁとしみじみ思います。ここまでこれたのは、まずこのサイトを運営して下さっている管理人様、そして盛り上げてくださっているレビュワーの皆様のおかげです。また、コロンボ旧シリーズをDVD化してくれたソニーさん、そしてそのDVDを全て置いてくださったレンタルビデオ屋さんにも感謝。そして何より、このシリーズをここまで製作してくれたピーター・フォーク様はじめ全ての関係者に感謝感謝です。全45作で特に私のお気に入りは・・色々あります。見事な余韻を残す『別れのワイン』、あっ!と驚くラストの『二枚のドガの絵』、厳格な舞台で淡々としたストーリーが魅力の『祝砲の挽歌』、コロンボの観察眼が事件を解決に導く『自縛の紐』、コロンボ唯一の未解決事件『忘れられたスター』、最初のパイロット版2作も素晴らしい、・・・やっぱり1本は選べないです。それだけ素晴らしいこのシリーズ。これからも多くの人がレビューされることでしょう。No1は、それぞれの胸に秘めておくことにいたしましょう。・・コロンボ警部、お疲れ様でした! 【pony-boy】さん 7点(2004-04-18 21:27:56) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 この話が、子どもの頃、はじめて見たコロンボドラマ。 あ~覚えてる、覚えてる、あの場面、この場面。 コロンボが被害者を演じて、倒れ込むシーン。 瓶に傷をつけるシーン。 車で、密輸船を追いかけていくシーン。 旧シリーズの最終話だったんですね。 思い入れもあって、コロンボシリーズでは一番好きな話。 【トント】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2019-04-23 09:47:34) |
6.《ネタバレ》 ボトルに隠された犯人の詩人らしい洒落っ気が、とてもバカバカしくてイイ。 コロンボの活躍で捕まる犯罪者の数が複数人なのも、最終回ならではの特盛感か。(もしかして「二つの顔」以来では?) 【aksweet】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-10-22 00:53:32) |
5.《ネタバレ》 小池版の音源は紛失したと聞いていたので、小池版で見られたのはラッキーだったのかしら。デヴリン氏の声はとっつぁんというよりルパンに近かった気が・・・。今回は犯人がIRAだからか、音楽もケルトチックでなかなかgooでした。瓶の傷は「これが決め手になるな」って分かっちゃうよねぇ。密輸船をどうやって阻止するのか、ラストは手に汗握る展開で、これも楽しめる。まあ、確かにスケールの大きい話にはなっているけれども、相変わらず重箱の隅突付く警部の捜査は健在で、犯人とのせめぎ合いはなかなかのもの。コロンボらしいといえる作品の一つでは。でも、私が一番気に入ったのは、カーボーイハット被った武器商人のオジサン。人を喰ったようなところがイイ。ああやって、シラ~ッと悪事をやってのける。そこに理屈もへったくれもない(感じがする)ところが人間臭くて魅力的だ・・・。ラスト、解決した所でようやく盃を受ける警部。でもこれは相手への共感なんかじゃ断じてないと思う。警部は基本的に殺人という罪に対してとてもシビアだし、罪を憎んで人を憎まずなんていう偽善も持ち合わせていない人だと思う。そして何より今回の犯人は、善人面して、裏で大量殺戮を遂行するという、警部の最も侮蔑するタイプの犯人だと思うので。強いて警部が同情を寄せた犯人がいるとすれば「死者のメッセージ」のアビゲイル・ミッチェルだけだと思う。誰がなんと言おうと、私はそう思うのです。旧版のラスト作品ということで、ちょっと思い入れを書き過ぎました。失礼。 【すねこすり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-09-11 00:39:16) |
4.「刑事コロンボ」シリーズは昔「金曜ロードショー」で放送していた石田太郎吹き替えによるシリーズを何本か見た記憶があるのだが、どの回を見たか全く記憶になく、NHKBSの放送も見ていないのだが、今回放送されたこの回は幻の吹き替え音源ということで見てみた。「金曜ロードショー」でどの回を見たか覚えていないこともあって初めてこのシリーズに触れるような気持ちで見た。(実際、小池朝雄吹き替えのシリーズを見るのは初めてだったが、それが最終回で、しかも幻の音源とは。)最終回だからかも知れないが、コロンボと犯人の対決だけでなく、銃の密輸船をいかに止めるかというスリリングな展開や、話にアイルランド革命が絡んでくるなどかなりスケールの大きな作品になっていてなかなか楽しめた。犯人との対決も見ごたえ充分なのだが、ただラストの決め手は少々強引かな。小池朝雄の声はコロンボ=石田太郎という認識が強くあっても違和感が全く無く、音源が途中で石田太郎版に切り替わるシーンが何度かある(以前の放送でカットされた箇所なのだろう。)のだがすごく自然な感じだった。「南極物語」を見た時に小池朝雄のナレーションを聞いて当時小池コロンボを知らないにもかかわらずコロンボを思い浮かべてしまったのだが、石田太郎はそうとう小池朝雄を意識してコロンボの吹き替えを演じているのだろう。犯人の吹き替えをやっている納谷悟朗の声もハリがあって若いなあ。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-07-01 15:31:01) |
3.《ネタバレ》 小池さんの吹き替えで観れるのは貴重らしいですね。アイルランド紛争に関する銃の密売が話しの中心になっていくことで、いったい殺人の動機は何だったのか?考え直してみると、殺す必要はなかったような気がする。コロンボと犯人の詩のやりとりがあるのですが、センスある吹き替えが素晴らしかったように思います。旧シリーズ最終回とのことですが、コロンボも疲れているようにみえました。 【クロエ】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2010-06-14 18:30:59) |
2.皆さんおっしゃるとおり,犯人をとりまくスケールがこれまでと違います.最初は「コロンボなの?」と思ってしまいました.それと最終回の記念として+1点. 【マー君】さん 7点(2004-07-04 15:44:24) |
1.びんに傷をつけるシーンは何度も出てきて、途中で分かってしまったのでおもしろさは半減したが、船がどうなるかが最後まで気になったし、それなりに楽しめました。最終作にしてはショボかったかな。 【デリング】さん 7点(2003-01-08 14:07:12) |