4.この公開版は元々の作品からかなりの時間がカットされているとのことで、
途中からは話が分かり辛くなっているところはありますが、
有名な終盤の鏡を使ったシーンをはじめ、オーソン・ウェルズの才覚あふれる作品となっています。
公開当時、あまり評価が高くなかったそうで、日本公開もかなり遅れることになりましたが、
当時としてはかなりの驚きをもって見られたのではないでしょうか。
本作は何といってもリタ・ヘイワース。
彼女のフィルム・ノワールとしては、「ギルダ」がの方が有名なのかもしれませんが、
全盛期の彼女が美しさが堪能できるということに関しては言えば本作の方が好きですね。