6.《ネタバレ》 あくまでも私見だが、本作を正当に評価するには1981年という製作年の時代背景を把握しておく必要が有るだろう。 1981年といえば様々な社会派作品もまだ多く公開されており、「レイダース 失われた聖柩」が公開された年でもある。又、1977年の「スターウォーズ」公開を機に映画製作の流れがSF超大作を偏重する方向に傾いていた事は想像に難くない。 この様な時代背景の中で、アーサー王伝説という古典に真正面から取り組み、一つの作品として完成させるのは恐らくかなり大変な仕事だったのでは無いだろうか。 実際の製作の舞台裏・各種事情を私は知らないが、これらの想像だけでも本作は5点の価値が有ると思う。緩急が余り無い展開なので他レビュアー諸氏記載の通り確かに眠くなる作品では有るが、重厚な作風は一度は鑑賞しておくべきと思う。 何気に今や大スターとなったベテラン俳優陣達の若かりし頃が観られるのも楽しい。 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-07 14:57:45) (良:2票) |
5.アーサー王伝説を題材にした作品ですが、面喰ってしまうのは、このアッサリぶり。奇跡とか神秘とか魔法とかいった素材が、「ホレここが見どころだよ」みたいな作為的仰々しさをもって描かれるのではなく、むしろまるで日常と隣り合わせのごとくアタリマエのように描かれるようなところがあって。要するに、「この時代の感覚は、現代とは違うんだよ」と、ある意味、現代人にはワカラン世界であることが前提になっとります。例えばベートーベンの交響曲を当時の編成と古楽器で演奏したら、現代人の耳には意外に変な曲だったりするようなもんですかね(あ、ちなみに本作、イギリスのお話なんでしょうけど、音楽はバリバリのドイツ音楽でございます)。そんなこんなで、重厚と言うよりはファンタジー、でもやっぱり何だか地味。そもそも、よくわからん冴えない兄ちゃんがいきなりエクスカリバーを引っこ抜いた時点で、他の登場人物たちならずとも、「お前、誰やねん!」と叫びたくなる(そりゃま、アーサーなんですけれども)、そういう地味さがある訳ですね。映画をじっくり楽しみたい方にオススメ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-28 22:22:09) |
4.幻想的なシーンの(不可解な)連続は、日本人には賛否の分かれるところでしょう。この映画を初めてみた後に、アーサー王の伝説について調べてみたところ、この映画の画作り・ストーリー・人物描写は概ね成功しているとの結論に達しました。伝説を題材にする映画には、多少訳分からんチックなところがあってもよいということでしょう。 【センブリーヌ】さん 7点(2005-03-25 13:13:32) |
3.バリエーションの多いアーサー王伝説を上手く整理して映画化していると思います。まあ難を言えば、明確な見せ場、ヤマ場が少なく、聖杯探しの部分が長いので、アーサー王物語を知らない人にはちょっとタルイかなぁ。 【TERRA】さん 7点(2003-11-19 06:36:46) |
2.数多あるアーサー王伝説の中では良くできた作品だと思います。 【だだくま】さん 7点(2003-10-20 07:44:45) |
1.実はあんまり期待してなかったんだけど結構おもしろかった。ファンタジー物が好きなら見てみるといいかも。ただ、最後の最後で拍子抜け。あのトリックはなかった方がよかったと思う。せっかくいいエンディングで感動してたのに。これがなかったら 8 点あげてた。 【GMくん】さん 7点(2001-03-14 23:46:21) |