7.《ネタバレ》 どんでん返しのためのどんでん返しってこの辺から始まったわけですね。「悪」を倒すためには、このあたりまでは許されるのさ、というのが上映当時の痛快さだったのでしょう。でも現代のウォール街での99%デモの時代に観ると、ラストのこの映画の銀行家には不快感を感じます。ジェイソンロバーツが「本当の伴侶をみつけろよ」と娘婿に言うところで映画が終われば、きっと心に残る映画だったのでしょうが、あのようなラストを付け足すと、「騙された方が悪いのさ」「いい奥さんなんかいないのさ」っていうメッセージがあるように感じられて、面白くなかったですね。自分は、勝ち組のポーカー勝負に熱狂し、ギャンブル好きのダメおやじの奥さんが戻ってきた時、帽子を脱いで同情し、心臓発作で倒れると、医者に協力する庶民の側に立ったような映画が好きです。あの銀行家にも奥さんにも失望しました。まぁ娯楽作品なのだから、という意見もあるでしょうが、面白さだけのメッセージなき文化は二束三文ですね。途中まではとても面白かったので、この点数で。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-07 23:39:18) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 密室劇、ってのはありますが、こりゃほとんど卓上劇、ですね。正直、オチは見え見えで、結局、意外だったのは、「実は本当の親子じゃなかった」という点、くらいですかね。そのくせやたら話をひっぱる。ポーカー親父ども、はっきり言って、オマイらうるさいねん。しかしそれでもついつい見てしまうのは、予想した通りのオチかどうか気になるから?いやそれだけではなく、見せ方のうまさ、ユーモア感覚が絶妙だから。何と言っても、ポーカーの勝負を前に禁断症状を起こすヘンリー・フォンダの表情!(この表情はジャック・レモンあたりでないと到底出せないと思っていたが、そうではなかった) ヘンリー・フォンダというと、どうもあの偽善的な顔立ちが、いかにも信用できなさそうなのだが(笑)、その彼がこんな表情を見せるのは、「演技」とは言え、実にいい気味だ・・・。じゃなくて、実にいい役者だ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-15 23:00:27) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 カモられる汗だくのマヌケ面、ヘンリー・フォンダ迫真の名演。発作で倒れたギャンブル狂のダメ亭主を、肝の据わった度胸で救う賢妻の内助の功…じゃなくてとんだ女狐なアタシ。利発で純朴そうな子供、ココロも表情も歪んでる~。みんなワルでグルだった5人のオイラたち。良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-01-16 05:18:08) |
4.普通にポーカー場面中心の映画でまあまあかな、とか思って観ていたら騙された。 予備知識無しだったので楽しめた。最後の雰囲気もいい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-05 18:41:04) |
3.《ネタバレ》 がんばれ奥さん!負けるな、負けるなぁ~! え? まさにアメリカのホラ話。愛すべき佳品です。 【Nbu2】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-15 12:33:50) |
2.なるほど、五人の仲間ってそういうことだったのか。見事にはめられてしまいました。全編にわたって結構シリアスな展開なのに、突然ギャグのようなシーンが入ってくるのが結構好きです(銀行に行く際、なぜか皆さんきれいに一列に並んでたりとか)。最後のどんでん返しは完全に予想外の展開でしたが、ちょっと最後がいただけない。『スティング』みたいに、ネタを明かしたところですぱっと終わっていた方が気持ちよかったと思う。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-12 22:22:45) |
1.うーん、、このひっくり返し方のすご技にはびっくり仰天。何も知らないで見て良かった~ 仕掛けの筋は砂の城のように危うくもろい気もするけど・・・・・・・・ 以下いろいろ書いてみましたが何か書こうとするとネタばれしそうなので結局省略。 2度目以降は安心してコメディで楽しめそうです。 【キリコ】さん 7点(2005-01-16 20:47:55) |