3.《ネタバレ》 先ずはレンコ演ずる田畑智子が凄い。
後々の大人になってからの彼女自身のインタビューで、この時全く演技経験がなくオーディションに合格して撮影に挑んだそうです。
にも拘らず、虐めのような相米監督の長回しにも負けていない。ご立派です。
ストーリーとしては、やっぱり子供が居ての離婚というのは何かと問題ありですわな・・・
という私は、子供三人おって2度離婚しております・・・
なので、レンコの行動やセリフなどが心にズシンとくる次第で・・・
【元の生活を返せ!!】って貼り紙なんかは地味にカウンターパンチくらった気分でした。
だから個人的には面白い映画というよりも、自分の人生と照らし合わせ、色々と考えさせられる良い意味での説教映画のようでした。
終盤の『おめでとうございます』と叫ぶレンコの笑顔は逞しくも微笑ましかった。
今までの自分と決別し、少し大人の気持ちに“お引越し”したのかな・・・
あと思ったのは、女の子はおしゃまだからこその『おめでとうございます』かなとも。
男の子だと、何時までもウジウジしてそうだもん・・・