3.《ネタバレ》 スーパーアウトロー!それが俺だ!俺を縛る全てをぶっ殺してやる!
一体なぜそこまでするのか、一体彼をそこまでさせる理由はなんなのか。
理由は語られないが主人公の一貫した反骨精神は凄まじい。もうリスクとかそういう事は一切考えていない。
その時その時を全身全霊を賭けて全力で生きている。その炎は仲間や手足を失おうと消える事は無い。
どこまでもどこまでも滾る力が彼を命を燃やし超高速で走らせるのだ…それがカッコいいかは置いといてその異常性はかなり極まっている。
研ぎすまされた暴力、麻薬、同性愛の右翼に銃を片手に持った警察に武器を売る小学生と煮詰まったカオスがチャンポンされ、
ラスト漆黒のバトルライダーが全員まとめて皆殺し、そして彼はブレーキを握らずに走り去る。
今見ると、なぜ主人公に武器の密売人達が協力したのかよくわからなかったり、暴力描写も今よりはマイルドだったりしますが、
強烈なネーミングや泉谷しげるの音楽など刹那的な感覚がつめ込められた凄い映画でした。