3.ヒッチコック自身があれは失敗だったと反省の弁を述べたという、偽りの回想シーンで知られる作品。
しかしヒッチコックのこのミスリードが意外と本作を面白くしていたと思います。
女優を演じる大女優ディートリッヒがその貫禄を見せつけている作品でもありますが、
衣装や装飾品など、ディートリッヒを引き立てるアイテムにもかなり気を配っていることが感じられます。
それにしてもヒッチコックはサスペンスの中にユーモアやロマンスといったお楽しみを挿入するのが巧い。
もう1つ、初見のヒッチコック映画のお楽しみ、”ヒッチコックを探せ!”。
本作は今回初めての鑑賞でしたが、初見でしっかりヒッチ登場シーンが確認できたことでも嬉しい作品でした。
(結構なお顔のアップで登場するので難易度はかなり低めではありましたが・・・。)