永遠<とわ>の語らいのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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永遠<とわ>の語らい

[トワノカタライ]
Um Filme Falado
2003年ポルトガル上映時間:95分
平均点:7.38 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2004-05-10)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2006-05-14)【sayzin】さん
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監督マノエル・デ・オリヴェイラ
キャストジョン・マルコヴィッチ(男優)
レオノール・シルヴェイラ(女優)
カトリーヌ・ドヌーヴ(女優)
ステファニア・サンドレッリ(女優)
イレーネ・パパス(女優)
脚本マノエル・デ・オリヴェイラ
あらすじ
2001年7月、ポルトガル・リスボンから歴史学者の女性が8歳の娘と共に夫とボンベイで会うため客船に乗り込んだ。ヨーロッパからアフリカ、そしてアラブ地域へ、二人は各地の名跡を辿りながら人類の歴史・文明について語り合う。一方エジプトを出港した夜、船長とそれぞれ国籍の違う3人の女性たちがディナーの席で、自らの人生を語り始めていた・・・。
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3.《ネタバレ》 (私もちょい長め) これ、ラストが無かったらホントに唯の(しかも少々退屈な)地中海クルーズ映画。比べるのも何だけど、作品の印象としては「DEAD OR ALIVE/犯罪者」に近い感じか。マノエル・デ・オリヴェイラとしては、確かに「世界情勢」のメタファーも意図したんでしょうけど、私自身はもっとドメスティックな皮肉(もちろんポルトガルにとって)を感じました。この母娘の史跡巡りは、言い換えれば戦場跡地巡り。未来を担う子供は、その地を踏む度に教訓を得ようとしてるのに、インテリで能天気な大人は「それは遠い過去のこと」と繰り返すばかり。自国の国力や文化の自慢大会と化している「西側クラブ」への入会も、一旦は辞退するものの“captain”のプレゼントに抗しきれず、半ば強制的に参加させられてしまう(この時、ポルトガル語だけが放棄させられる)。そしてポルトガルは「アメリカからの贈り物」によって危機に見舞われ、初めて「それは遠い過去のこと」ではなく、「今現在も続いていること」であると悟るのです。しかし、全ては遅きに失する。エンドロールが終わるまで映し出されるジョン・マルコヴィッチの表情こそ、目の前で起こってしまったことを理解できない「善意のアメリカ人」の顔なのです、7点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-13 00:04:16)(良:3票)
2.薦められ、映画館で観たのが3年前。入れ替え制だった映画館で観終わった人が口々に「よく分からない映画だったね」と言っていたのを思い出します。実際に自分も観た直後は全く分からない感じでした。ただただ過去の遺跡巡りが淡々と続き、突如ラストを迎える…一体どこが面白いんだこれはといった感じでしたね。二回目観て少しではありますが、理解出来るようになりました。作品を通じたオリヴェイラ監督の人生観や、主張については他の皆さんのレビューの方が遙かに詳しいのでそちらにお任せしますが、ただこれだけは言えます。これは面白い面白くないなんかで二分される評価を嫌う作品。ただ厳然と在ることでそこに存在を主張するような、そんな変わったタイプの作品です。説明しにくいですけど。
kinouさん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-22 03:18:07)(良:1票)
1.《ネタバレ》 オリヴェイラ監督の映画は初めてではなかったので、映像の美しさもストーリーの緩やかさもある程度予想していた通りでしたが、最後の予想外の結末に衝撃を受けました。
世界各地で人類の歴史に触れながら最後は父親に会いに行くなんて、何と素敵な話だろう、父親はどんな人なんだろうと思っていると、そんな空想やそれまで築き上げてきた展開を一瞬で壊してしまってそこで終了・・・。観終わった直後は何が言いたいのかサッパリ分からなかった。船長がプレゼントした人形のせいであの母娘がテロに巻き込まれる皮肉にどんなメッセージがあるのか詮索しましたが、そういうことだったのですね。
自分が観たのは某名画座でのオリヴェイラの特集上映だったのですが、2001年の911のテロからだいぶ月日が経っていることもあって、こんな社会派映画だったとは皆さんのレビューを拝見するまで気づきませんでした。
後半の4人の語りの中でのバベルの塔のくだりから、世界平和に触れられているなぁという程度しか意識してませんでした。
なるほど、船が爆破されたのもアラブの海でしたものね。
油断なりませんな、このオリヴェイラという人は。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-11 22:47:52)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.38点
000.00%
100.00%
200.00%
317.69%
400.00%
517.69%
617.69%
7323.08%
8323.08%
9323.08%
1017.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review3人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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