ジキル博士とハイド氏(1931)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ジキル博士とハイド氏(1931)

[ジキルハカセトハイドシ]
Dr.Jekyll and Mr.Hyde
1931年上映時間:98分
平均点:6.70 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
ドラマホラーサスペンスモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-03-23)【にじばぶ】さん
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監督ルーベン・マムーリアン
キャストフレデリック・マーチ(男優)ヘンリー・ジキル/ハイド
ミリアム・ホプキンス(女優)アイヴィ・ピアソン
ホームズ・ハーバート(男優)ラニョン博士
エドガー・ノートン(男優)プール(召使い)
ローズ・ホバート(女優)ミュリエル・カルー(ジキル博士の許嫁)
原作ロバート・ルイス・スティーヴンソン
脚本サミュエル・ホッフェンスタイン
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハトッカータとフーガ ニ短調
撮影カール・ストラス
製作ルーベン・マムーリアン
美術ハンス・ドライヤー
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7.《ネタバレ》 科学を極め過ぎて神の領域を冒涜してしまった男の悲劇を、ホラータッチで描いた逸品。
何不自由ないモテる医者なのに、好奇心に突っ走ると破滅する。
私はそういう教訓話として理解した。
好奇心や探究心はほどほどにしておかないと、せっかくの幸せが消えてしまう。
今ある生活の中にこそ幸せはあるのだ。
いたずらに好奇心に身を委ねてはならない。

と、自分に言い聞かせる。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-23 21:00:35)
6.《ネタバレ》 ハイド氏の面が猿顔で今見るとコメディっぽく見えてしまう、とは思うんですが、人間の原始的な欲求が具現化した姿=先祖返り、という解釈だとすればこれも納得。
何より、ジキル博士からハイド氏に変身するシーンが九十年前の作品とは思えないほどスムーズ。
そして意外に軽やかに立ち回る姿や、一人称視点、分割画面など映像的に凝った演出も多々。
怖いか、と聞かれるとそれほどなのですが、本当に同じ役者かよ!?と思える変身っぷりや、ハイド氏になった際の鬼気迫る演技など今でも十分見応えのある作品でした。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 7点(2022-02-08 04:28:30)
5.《ネタバレ》 神の領域を侵した科学者の好奇心が生んだ悲劇。ジキル博士のフレデリック・マーチは私的米国男優ナンバーワンのオトコマエでウットリさせられ通し。悪役好きの身にハイド氏への変身過程に身悶えし期待がパンパンに膨れ上がったのですが、変身終了のエテ公ヅラに唖然茫然! スペンサー・トレイシーとは異なり原型を留めておらず、別の俳優が演じていると納得させ鑑賞続行。下流階級の女性に対する残忍な言動(ミリアム・ホプキンスの泣き笑いの表情が何とも憐れ)が赴くままの本能と言うのところの悪役ぶりにも惹かれない。あのエテ公もフレデリック・マーチだという事で何回も観直してみたけれど面影が何一つ見いだせなかった。だからこそのオスカー受賞なのでしょう(怪奇役では60年後の「レクター博士」まで唯一だとか)がションボリです。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-05 14:48:02)
4.演出はなかなか面白かった。ジキル博士がハイドに変身してしまうショットはふしぎだねー。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-24 08:25:11)
3.《ネタバレ》 原作はスティーヴンソンの名作「ジキル博士とハイド氏」、ジキル博士とハイド氏の違った人格の二重生活を扱ったものだが、私にはいまいち内容がピンとこなかった。しかし、この映画は実にわかりやすくコンパクトに描いていると思う。
昔はジキル=善、ハイド=悪というとらえ方が一般的で、ジキル=偽善、ハイド=正直や、ジキル=紳士、ハイド=野獣にもなった。それが淀川さんの解説(全面ネタバレに近い)によって、人間そのものが善良で抑制心を持つ面と本能のままに自由に生きたいという面の二面性を持つものであり、その悲劇を主題にした映画だった。
この名作は数多くの映画や舞台劇、ミュージカルから少年少女向けのお話まで、数多くリメイクを生んできた。映画に限っても、フレデリック・マーチだけでなく数多くの名優が演じてきたが、さすがに彼は主演男優賞をとるだけあってすばらしいし、映画も大変わかりやすい。
ところでこの映画見るとどうしても「フランケンシュタイン」を思い出してしまうのは私だけかな。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-30 06:20:20)
2.原作は読んだことないので、初「ジキルとハイド」。すっごい簡単に言えば人体実験なんですが特撮も特殊メイクも進歩してない時代によくぞやってくれました!!ハイド氏をみてもあんまり怖さを感じないんですけどもフレデリック・マーチとミリアム・ホプキンスの演技力に圧倒されてそれが夜の街の雰囲気が妙にマッチしてて良かったです。モノクロ映画にしか出せない味がたっぷりと出てたので満足満足。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 11:15:09)
1.いくつかある中で私が見たのは本作だけなんですがなかなか面白いです。
やはり印象的なのは善と悪の二重人格を行ったり来たりするジキルとハイドの変身シーン。映像マジックで何でもできてしまう今なら何てことはないけど、32年の作品でワンカットでハンサムから醜いサル顔へと変わっていくのを見せるのは大したことだったんじゃないでしょうか。
特にラストの撃たれたハイドがジキルに戻るところが一番滑らかな感じでよかった。
人間の悪なるもののハイド氏の顔がいかにもの凶悪相ではないので恐くはないけど、この悪が醜いというのや殺人場面で殺す場面を直に見せないというところにこの時代の節度とセンスの良さを感じる。


キリコさん 7点(2004-11-16 21:56:12)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.70点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
500.00%
6110.00%
7770.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1932年 5回
主演男優賞フレデリック・マーチ受賞 
撮影賞カール・ストラス候補(ノミネート) 
脚色賞サミュエル・ホッフェンスタイン候補(ノミネート) 

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