1.《ネタバレ》 いわゆる、リブート作品。 公開からもう18年も経ってしまったが、制作当時でも三十数年前の作品をリブートしたわけで、まあ息の長い人気作品である。仮面ライダーより長い。
最近、新作の話も出ているが、そっちの方はゴジラみたいに素人ヲタクの妄想めいた「現実感」で煙に巻かないで、ちゃんとした話にしてもらいたいが、それはまた別の話。
この話は(おそらく宇宙から青と)赤の光に巻き込まれて怪獣とウルトラマンとの戦いに巻き込まれた人間の話。
結構原典に従った点で高感度高し。科特隊もなく、普通の自衛隊(と思われる)軍も、自然だしウルトラマンにぶつかった人も民間人でい違和感なし。それは良いのだが、主人公(あー、ハヤタって言いたい)の子供周りの話がありきたりで、うざい。いや、悪い話じゃないんだけど。
で、70年代の特撮ファンの自分的には、この時代(2000年代初頭)くらいの特撮でも充分受け入れられる。もちろんマニアックな特撮ヒーロー設定もいいし、「大人的な」善悪解釈な話もいいが、私としては単純なストーリーと単純な芝居も好きで良い感じだ。単純明快、勧善懲悪、そういう子供向け特撮もいいもんだ。それこそが、ヒーロー物特撮の「第一義」だと信じている。