4.《ネタバレ》 韓国お得意のシンデレラストーリーですね。
男性のほうは、リッチで社会的地位が高くて、気さくで寛容。
女性は一般人。
ラストはお約束のハッピーエンドで、誰がいつ見ても楽しめる一本なのは間違いありません。
あとは結論に至るまでのプロセスはどーか。ディテールはどーか。
まず、万引きはダメ。絶対。
自分も万引きすることで、生徒との信頼関係築こうなんて、大間違い。せめて、その後お店に商品返して謝罪してほしいです。
また、クラスのいじめられっこ、大統領の娘、そのパシリ君、主人公のチェ・ウンス(チェ・ジウ)、この人たちの背景はもう少し語ってほしいです。チェ・ウンスは何故学校の転勤を繰り返しているのか、大統領の娘は何故ひねくれてしまったのか、一切教えてくれません。
もう少し説明が欲しいところですね。
さて、全体的なストーリーテリングはどうか。
前半、バランスのとれた複数ジャンルの融合から、後半はロマンティックコメディ1本に収束。その分、作品としての落ち着きは取り戻しますが、面白さは半減。個人的にはこの作品のピークは、大統領に宿題を出す辺りまでです。
チェ・ウンス(チェ・ジウ)も、ハン・ミヌク大統領(アン・ソンギ)も、先生や大統領としての登場シーンは最高。
それにプラスして、それぞれの仕事に対するプライドや志を感じさせるエピソードが、あと一つずつくらいあれば、より二人に感情移入できたかもしれません。
まあ、さらっと観るエンターテイメントとしては、十分及第点でしょう。