16.《ネタバレ》 荻原浩氏の原作は既読です。原作の設定を大きく変えることなく、内容をほぼ忠実に映画化していると思います。渡辺謙さん、樋口可南子さんは言うまでもなく抜群の安定感、その他の配役も適格なキャスティングだったように思います。自分も一介の会社員ゆえに、物語の中でも特に憤りを感じたのは会社側の佐伯の扱いである。どうやら会社は時として、社員の長年の功労を都合よく忘れるアルツハイマー病を患うようだ。その反面、妻枝実子の献身や同僚たちとの別れの場面の何と温かいことか。彼が今までに注いだ愛情や築いた信頼はいつまでも皆の心にある。結局は常日頃の生き方こそが未来への記憶であり、明日の記憶になるのだ。若年性アルツハイマー病。もし自分がなったら?あなたの家族がなったら?大切な社員がなったら?誰もがこの物語の"誰か"になる可能性はあると思う。映画や本のお話とは言え、決して遠い世界の絵空事ではない。明日の記憶というよりはまさに"明日は我が身"を感じる映画でした。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-07-15 23:37:10) |
15.渡辺謙さんの演技が光る作品でした。それに対して樋口さんは毎回安定の樋口さんで、、、。個人的に忘れっぽい(特に最近の記憶が)ので非常に恐怖を感じました。ラストが切ないですね。でもリアルだとあそこから更に、、、という余韻も残されてもっと切なくなりました。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-10-31 02:06:36) |
14.《ネタバレ》 自動録画されていたので鑑賞、全般せつなすぎてしんどい、所々にまわりからの言葉で救われるシーンがあり余計にせつない、しんどいので自動録画されても即消去して二度目は観ないと思う。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-04-11 09:31:48) |
13.この映画を観た当時、同じサラリーマンとして非常に怖さを感じた。認知症モノの映画としてはやや綺麗な作りだが、演技の良さに感動できる。 【noji】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-02-11 00:57:32) |
12.《ネタバレ》 私事ですが、祖父が認知症を発病し数年後他界し・・・ 今現在、母親が認知症で施設に入っている者としては身につまされる思いで鑑賞しました。 渡辺謙さん、樋口可南子さん、両者とも素晴らしい演技で良く描けていると思います(実際は、そんな綺麗事だけでは済まされない部分もあるが映画的にはという意味合いで) 何よりも、こういう病気があるということを知らしめるだけでも意味があると思います。 渡辺謙さん演じる佐伯が、病状が初期の頃『誰にも言わないでくれ・・・』と。 私の母も全く同じことを初期の段階に言いました。 この病気になった時、共に立ち向かえる家族の絆と、この病気になっても隠さないで家族以外の人にも理解されるような社会になればと・・・ 終盤、大滝秀治の『生きてりゃいいんだよ、生きてりゃ・・・』のセリフにジーンときて、本当にそうだなと思いました。 更に彼の熱唱に笑ってしまうくらいの元気を頂きました。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-02-10 15:53:27) |
11.《ネタバレ》 小生はサラリーマンであるが、明日は我が身だと思わせる作品。今まで仕事をこなしていたのにそれができなくなる。この瞬間がつらい。病院での診察シーンも医者の質問に対して強がって答えているあたりは大半の人がやるのではないだろうか。妻は妻でやり場のない怒り、ストレスが身に染みて伝わってきた。最後の方でアルツハイマーになった夫が妻がだれかわからなくなるシーンがあったが、その続きとしてあなたに会えてよかった的なシーンがあったらラブストーリ的にもよかったかな。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-05-05 00:24:39) |
10.主演ふたりの演技がとてもとても素晴らしくて、映像もカメラワークもよかったと思います。だからこそ、もうひとつドラマがあれば、さらにはねたと思います。冒頭のシーンがあるせいで全体的に悲劇を感じながら観なければいけなくなるのが残念でした。 【コダマ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-01 00:32:54) |
9.まず2010年の姿を見せた後で2004年に戻り話が進められる・・・ この先どうなるか分かっている状態で見せられると結構つらいものがある。それでも大滝秀治が演じたエロ爺さんの言葉に少しだけ救われ、最後のあまりにもショックな現実さえも受け入れた枝実子さんの強さに感服した。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-10 22:00:51) |
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8. いい映画だと思います。が、アルツハイマーがらみのストーリーが最近やたらと多いので少し減点したいと思います。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-11-01 13:12:23) |
7.《ネタバレ》 原作を読んだ当時、怖いなと思った。何が怖かったのか?いまいち定かではないけれども、病気に侵されていく自分を自覚できてしまう病気のことや、大切な人を忘れていってしまうことに対して。そして、そんな境遇に自分がなった時、側にいてくれる人がいるのかどうかという事に対して。今回、この映画を観て原作を読んだ時とは少し違って、大切な人がそんな境遇になった時に側にいてあげたいと思う自分がいる。すごく絶望的で悲しい病気だけで今ある気持ちが変わることのないように絆を深めて行きたいと思わせる映画でした。結婚を控えたこの時期に観れたことを感謝します。今まで渡辺謙さんの役者としてのすごさがよく分からなかったんですが、この映画ですごいなって思いました。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-10-13 18:35:57) |
6.《ネタバレ》 主人公が会社を退職する日に同僚の人たちが見送ってたシーンが号泣でした。だんだん観るのもつらくなるストーリーだが、感動しました。ただ、あのラストは3点減点。 【くーちゃん】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-22 21:54:42) |
5.《ネタバレ》 最後の仙人?との奇跡は良かった~そして最後のシーンは一緒にマジ泣きしました。キツ過ぎる。。。主役二人の演技が凄すぎて、どっちの視点からでも感情移入出来てよく出来てます。けど、素人目に見ても実際はこんなもんじゃないんだろうな。。ってのを考えると何点つけていいか分からない。実際を知らない人の点数としてコレです 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-01 23:33:41) |
4.《ネタバレ》 ◆敏腕サラリーマンがアルツハイマーになり、人生の「負け組」となるのですが、献身的な妻の介護により仲むつまじく暮らしていくというお話です。◆堤監督の斬新な撮影法と、割と起伏の少ないストーリーとの間のギャップが心配でしたが、杞憂でした。例えば、話としてはただ主人公が道に迷っているだけなのですが、ちょっと耳障りな音楽と独特なカメラワークによって、ちゃんとハラハラする。しかし一方で、その演出が不快でもありました。画面がブれたり、回ったり、不安を掻き立てるようなバイオリンの音楽が流れると、大画面で見ている分酔いそうになります。◆内容ですが、結構ベタでした。ただ、S・O氏が生きていたことについては素直に驚きました。と同時に、この映画で唯一泣けたのはS・O氏と主人公とのシーンです。彼が生きていたことについての驚きと、複雑な社会で生きてきた主人公に対して「必要なのは食い物と酒と女だけだ。」というシンプルだけど、原点を突いている言葉に涙が出ました。二人で焚き火を囲んで飲み食いするシーンは、シンプルながらもとてもいいシーンです。◆主人公とその妻を演じた役者二人はとても自然な演技をしていて見事でした。ただ、ミッチーは、もうちょっと、淡々としゃべってもらいたかった。いささか熱すぎました。◆全体的にいい映画でしたが、中盤が少しだれたのと、映し方がすこし不愉快であったこと、ラストが弱かったこと、無駄なシーンが目立ったことなどを考えて7点を献上させていただきたい。ただ、見る価値は十分にあると思います。 【もりたろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-09 03:17:15) |
3.大滝秀治の「夢のパダライスよ!花の東京ー!!」で爆笑!!! 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-16 21:09:02) |
2.《ネタバレ》 渡辺謙さんと樋口可南子さんの芝居が素晴らしかった。映画を見ながら自分が同じ病気になったらどうしようと考えていました。妻や子供の顔さえも判らなくなくなり、周りに迷惑をかけても生きている意味があるのだろうかと。重いテーマですが良い映画だったと思います。 【ポテト】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-04 17:12:46) |
1.《ネタバレ》 評価が非常に難しい作品でした。お涙頂戴の難病モノと思えば、まんまと泣かされたので8点くらい?単純に家族愛を謳ったものであるとすれば、ひねりが無くて6点くらい?だもんで、間を取って7点献上です。ミッチーの説得のシーン、結婚式のスピーチ「思い出がまた一つ増える」、部下達との別れ、最後の「良い名前ですね・・」のところは思わず涙が頬をつたってしまいました。つまりほとんど泣きっぱなし。泣くということは心が動かされた証拠。そうやって考えればこの作品、やっぱり良い作品なんでしょうね。でもところどころに「ここはどうなのよ?」って部分もあり。赤ちゃん、生まれたばっかりってそんなに大きくもないし、綺麗でもないじょ。ママさんも生んだばっかりなのに妙にこぎれいすぎ。そして奥さん!本気で仕事探してるんなら、友達なんか頼らずに自力で仕事探しなさい!甘えすぎ。依存しすぎ。そんなんだから”専業主婦してなさいよ”って言われちゃうんです。でも樋口さんも吹石さんも良い演技してました。特に樋口さんはホントに良い女優さんになりましたね。私の中では白日夢の彼女しか印象にないんですが・・(爆) 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 7点(2006-05-21 00:22:14) |