1.《ネタバレ》 サシャ・バロン・コーエンが、馬鹿をやっているように見せておいて実は非常に計算された「挑発芸」を見せてくれています(そうでない部分もあると思いますが)。彼の分身であるボラットにより、次々と暴き出されるアメリカの「本音」が非常に興味深かったですね。
単純にコメディとしても、ロデオ会場でインチキ国家を歌うところとか(しかも、ややビビッているところが可笑しいです)、黒人の若者から教わったスラングをホテルのフロントで使って追い出されたりするところ等笑えるシーンが多く楽しめました。まあ、ペンテコステ派の教会のシーンなんかは最初は架空の設定なのかと思ったら、実在するんですね・・・・インパクト強かったです。
まあ、ただあまりにも自虐的なユダヤ人ネタや、下品すぎる下ネタはやや行き過ぎのような気がしましたね。