5.濃いなぁ。。
とにかく濃い。
何が濃いって、人間関係に絡むしがらみが濃すぎる。
こんなん観てると、絶対に市議会選挙なんて関係したくない、と思ってしまう。
金や権力を持った人間にへぇこら頭を下げ、何を言われても「そうですね」で対応。
これは、会社における上下関係をデフォルメしたかのようなシビアさで、観ていると頭が痛くなってくるが、だがしかし、不思議と「自分の居る環境なんて、これに比べたら大したことはない」と感じ、明日からの働く活力へとつながってくるから不思議だ。
選挙の実態を理解したというより、人間社会はこういう風に成り立っているんだ、と痛感させられた思いである。
しかし、この選挙活動を行う人達の底知れぬパワーというのは、地域住民のためではなく、自分自身のためだからこそ、ここまで頑張れるのではないだろうか。
自分が権力を得て、野心を果たしたいからこそ、ここまで選挙というものに必死になれるんじゃなかろうか。
選挙というものがいかに茶番であり、そこで扱われているものは、市民の為なんかではなくて、それを牛耳る人達の醜い利権争いなのでは、と感じてしまう。
それを一切の説明やナレーション無しで、ここまで観る者に痛感させるのは凄い。