9.《ネタバレ》 あらま、最後、鉄郎の耳元で囁いた石田ゆり子さんの一言に、ふいに涙をしてしまいました。「てっちゃん、もう楽にしていいのよ」だって。
つまり、それは彼女はあの男に亡くなるタイミングを教えてくれていたのですよね。言い換えるなら「亡くなるなら(みんなに見守られてる)今ですよ」ということですね。良きタイミングにて安らかに眠ってもらう それがみどりの家の願いなのでしょう。
そんな流れからして自分としては最後、石田ゆり子さんに全てを持っていかれてしまいました。
実を言うと、ハチャメチャで大失態続きで良きところが全く見当たらなかったこの男にはまるで興味なく、なんならこれ、おとうと抜きの話だったならとさえ思っていました途中まで。
でもそれでは、タイトルの意味が為しません。
でもそれにしても、女手一つで生計を立ててきた姉がなぜ不憫な思いをしながらも弟をかばい、そこまで構うのか。でもそれは姉である吟子本人が考える事であって、やる事成す事、それが吟子の中での正解なのであるので私ら外野の者は何とも言えません。
ただ一つ自分にも分かる事としましては、自分にも姉が二人います。そしてありがたい事に二人とも弟である自分にはやはりなぜか優しいのです。だから、自分には納得出来る部分が多い題材となっていました。
そして私は、これをおとうとではなく、姉貴というタイトルに置き換えて吉永小百合さんを姉として見ていました。
ただですね、この先余談となってしまいますが、
吉永小百合さん→この時、64歳。
鶴瓶→58歳。
石田ゆり子さん。
森本レオ→この時、66歳、
笹野高史→この時、61歳。
吉永小百合さん、まさか64歳だったなんてとても見えません。
そして石田ゆり子さん、こちらもまだまだ若く見えます。まさか40歳だったなんて。
それに森本レオさん、まだお若いかと思ってましたが66歳なんですか びっくりいたします。
だがしかし、ちょっと待ってよ ここで問題発生。
あのね、まさか森本レオよりも笹野高史が5つも年下だったなんてさ、うっひゃそんなことあるんか いや、あるんですね、もうビックリいたしましたさ ホンマ。