27.さすがアメリカ。解雇代行。こんな仕事にやりがいを見出すのは至難ですね…。 マイライフ。そう、人それぞれ。 結婚が人生の全てではないですが、独身を謳歌している人がふと立ち止まると感じる孤独。 仕事や人との出会いで心境の変化があってもいい。 同じ境遇の人が見たら共感した人も少なからずいるのではないだろうか。 なかなか深みがあっていい映画です。 |
26.《ネタバレ》 ○主人公の生き方は間違っていないし、他者を否定している訳でもないので特段嫌味を感じることもなく、良い塩梅の人物設定。○一方で、そんな彼を人とのかかわりを大事にしていないと否定してくる新入社員の女の子が登場する。そんな彼女が提案するのが、面と向かってではなくテレビ電話で解雇を言い渡す効率的なシステム。主人公が面と向かってやろうという考えを持っている点など、設定の妙がある。○主人公はやがて、結婚に躊躇する妹の婚約者を説得したり、気軽な関係と思っていた女性に惚れてしまったりと現実を目にすることで少しずつ気付き、成長していく。○物語として唐突に感じる部分もややあるが、割とセンシティブな部分をドラマよりのコメディタッチで軽快に進んでいくのは心地よかった。 【TOSHI】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-02-18 22:31:38) |
25.《ネタバレ》 う~ん良い、良い。原題の「up in the air」、これが本作の全てと思います。テーマ曲もそう、テーマ自体もそう。「宙に浮いたまま」の男ジョージ・クルーニー(役名忘れた)の生き様を主軸に据えて、結論は出さず、投げかけ気味に、まさに「人生」を最後まで描く。 エンドクレジットが流れた時の感想は、「ずるいよ!上手いよ!」です。というのも、え、ここで終わり!?という投げかけっぱなしの終わり方。本作は会話劇としても面白いし、へ~こんな仕事があるんだ、という意味でも面白い。空港という魅力溢れるスタイリッシュな空間を舞台にして、ジョージ・クルーニーのカッコ良さと彼が演出する共感できる感じに入り込む。それだけに単にエンターテインメントとしても面白いので、エンドクレジットは唐突に感じたというか、最後の最後で尻すぼみというか、そんな印象でした。 しかしテーマという視点から考えるとそれが実に上手くて、夢を追った自由な独り者最高!結婚して常に傍に誰かがいる幸せ!の相容れない二者を、どっちが良いとは主張せず、ただ「こういうことです」と締めくくっていく感じ。ずるいです。上手いです。 どんな道を選んだとしたって、結局は「宙に浮いたまま」という意味では皆同じ。そんな希望とも絶望ともいえるテーマを見事なバランスで描いた良作かと思います。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-27 03:58:32) (良:1票) |
24.【2010-07-04】なんか主人公のああいう生活スタイルはちょっと憧れるなぁ。身軽に空を旅し続けて、たまに家に戻る。ただ、その生活は「家族」を共にした生活と比べるとやっぱり寂しい感じがする。【2015-07-20再レビュー】BSでやっていたのでまた観ました。5年前のレビューの時はこういった空の生活に憧れてたんだなって読み返して思いました。5つ年を取って、ジョージクルーニーの生活はやっぱり寂しいなって改めて思いました。まだ彼に比べれば若いけど、同じ独身という身、自分も早く家庭を持ちたいです。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-20 20:43:17) |
23.《ネタバレ》 この作品のオープニングはなぜか凄く好きです。物語が始まる前から映画に惹きつけられてしまいました。で、後半、自分の講演のステージから開始早々に退場して、とある場所に向かう主人公…ドアの前で待つ姿が映された瞬間「これは何かある」と分かってしまう。あひゃひゃなドン引きの展開。笑えて寂しい変な感覚でした。波止場で部下の女の子と口論するシーン好きでした。原題は『Up in the air』でマイレージなんて書いてない。確かに主人公はマイレージを貯めるために拘っていることがあって、それゆえストーリーは転がっていくし、サム・エリオットの神々しいほどの起用は拍手もんです。けれど、世界にたった7人だけという特別な存在になったうえで、彼が手放したバックパックの中身って何なんでしょう? そもそも自分の人生をどう生きて使いたい人なのか、よく分からないです。彼がネットで人を解雇することに猛反発したのは、マイレージのため? それとも彼なりの仕事上の正義感? 後者であって欲しいのだけど、イマイチこの主人公の中心核が見えない感じでした。もともと何も確かなものを持っていないかのような印象だから、特に大事なものを手放したように見えない。もしかして、そう感じてもらいたい終わりだったのかな? で、彼はこれからようやく本当に価値ある新しい何かを見つけるだろうみたいな…? ヴェラ・ファーミガは『エスター』の母親役で覚えてるけど、あの作品に比べてこの作品での彼女の存在感はかなりイイです。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-11-01 17:59:11) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 一人を謳歌する人生を選んだ男が、だんだんと家族の暖かさ大切さに気が付いていく話です。このテーマの映画は結構多い気がします。映画の中であるように、一人でいることの虚しさを最も痛感するのは結婚式だというのは同感です。結婚する仲間を祝福する時って、嬉しい反面、なぜか孤独を感じる一面もあります。ライアンの心境の変化を丁寧に描写していて、心変わりしていく過程に不自然さもあまり感じられませんでした。観て損のない好作だと思います。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-20 23:04:52) |
21.《ネタバレ》 主人公のマイルを貯めるのが楽しみな気持ち、なんとなくわかる。いつも混雑して長蛇の列ができるカウンターやセキュリティ・チェックを、さっとスマートにカードをかざすだけでスムーズに通り過ぎる。スタッフが自分の名前を呼んでくれる。いや、冷静に考えれば「何でこんな事に」と思うようなことだが、自分の仕事や生活の「スタイル」の結果として積み上がるマイルという数字を眺めるのは、きっと快感なんだろうなと思う。そういう彼を揺さぶる2人の女性がいい。正論をぶつける部下と、同じ価値観を共有する(と思ってた)大人の女性。そこから浮き彫りになっていく、主人公の生活の「空虚」。そういう主人公の仕事がリストラ通告というのもいい。実際には、仕事で直面する人間や社会のもっともドロドロした部分と、空の上の世界とそこから眺める各都市の風景の対比。「空の上(Up in the Air)」の「空虚」に気づいてしまった主人公の今後は明確には示されないが、たぶん同じような生活を送りながら、彼のなかでは何かが決定的に変わっている、そんな生き方を彼は模索していくんだろうと思わせる。大きな展開や感動的なエピソードがなくても十分に楽しめる佳作。この映画の監督が映画公開時はまだ32歳で、しかもあのアイヴァン・ライトマンの息子だったというのに驚き・・・。さらに、この映画の「大人の女性」ヴェラ・ファーミガが、自分と同い年だったというのに、さらに驚愕・・。若い(と言っておきたい)スタッフが作り上げた大人の映画。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2013-09-16 22:59:38) (良:1票) |
20.まぁまぁですかね。全体的にそれぞれの人物描写が甘いように思います。ちょっと軽く作りました的なノリで、がっちり深く観たい向きには食い足りないです。女性の描き方が特に軽くて好きになれないです。それでもクルーニーの映画の中では上位に来ると思います。 こういう作品は、大人向けで個々人の今に至る、経験から省みていろいろ思うところがあるという、ある意味観る人によって感じ方はいろいろあると思います。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-10 12:29:18) |
19.《ネタバレ》 広いアメリカをほぼ一年中飛行機で飛び回る「リストラ宣告人」主人公をジョージ・クルーニーが好演してますね。クールでスマート、長いキャリアからにじみ出る無駄のなさがすごくカッコイイ。映画の内容は、人生の示唆を含んだ深い内容だね…ドライな空の上か、ウェットな現実か、、、。なかなかな良作だとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-03 09:10:41) |
18.《ネタバレ》 私は「仕事とは、食べるために仕方なくやるもの」という考え方の人間なので仕事一筋の登場人物達には誰一人共感できなかったのですが、それでも映画は楽しめました。この監督さん、とにかく映画の撮り方がうまい。終始テンポがよく、全妙なタイミングでイベントを入れてくる。暖かい人情ドラマに見せかけておいて、物凄く後味の悪いオチをドカっとかましてくる。ストーリーテリングの腕前は一流だと思います。。。 このドラマの流れであれば、主人公は愛する恋人と結ばれてめでたしめでたしのはずですよ。しかし、この映画はどこまでも現実的。「家庭を持つなんてくだらない。自分は仕事に生きるんだ」と決めつけた人間は、往々にして普通の人生には戻れないものです。プライベートを充実させることの重要性に気付いた時には、すでに手遅れになっていることが多いのです。この映画もそんな現実を踏襲し、主人公を幸せにはしてくれません。彼もまた、気づくのが遅すぎたのです。仕事と添い遂げる人生に絶望した主人公の後ろ姿でThe Endという気の重くなるラスト、コメディ仕立ての人情ドラマでこのオチをかましてくるというコントラストの付け方はうますぎます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-13 00:35:44) (良:2票) |
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17.《ネタバレ》 「リストラ宣告人」など自分は出来そうにないなと思っていましたが、この映画をみてその思いは確固たるものになりました。ライアンの、人生に余計な“荷物”は背負わないスマートな生き方は見ていて憧れましたが、歯車が狂うと途端に孤独を味わうハメになる…やはり寂しいですね。2人の女優の演技も見事で、ナタリーがせきをきったように突然泣き出すシーンは最高でした。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-07 10:30:14) |
16.《ネタバレ》 主人公のの心は作品の中では埋まってなくて、このなんとも言えない感じは、なるほどjunoの監督だったのですね、 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-24 11:37:04) |
15.《ネタバレ》 昨年映画館観賞以来。孤独なリストラ宣告人が人とのつながりを求めるようになる心の変化に注目です。優秀な女性ルーキーが痛感する過酷なリストラ宣告現場。淡々とした雰囲気の中で希薄になりつつある対人関係について警鐘していました。近年の雇用問題をも投影した良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-12-14 18:20:27) |
14.《ネタバレ》 ライトマンの作品はどれも素晴らしく気が利いている。ジョージ・クルーにーにぴったりの監督だろう。今回もオープニングからビンガムの性格や仕事内容、アレックスの紹介までを鮮やかに見せ、ナタリーまでつなげる。この粋な導入部分と、繰り返される都市の俯瞰映像のテンポが見事。内容も説教くさくなることは決してなく(この辺はJUNOにも共通)、ほんのりとした苦味と共に「何かいい」と思わせる爽やかさが残る。ジョージクルーニーは勿論、ヴェラファーミガ、アナケンドリックス、とハマっていて素晴らしいキャスティング。エンドロールも実際にリストラされてしまったケヴィンが登場し、主題歌を聞かせてくれるところなど、どこまでいっても粋な映画であった。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-18 00:19:57) |
13.ジョージ・クルーニーがかっこよすぎる。面白かったですし、ストーリーがよく心に残る作品だと思います 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-15 04:25:00) |
12.不況の世の中をブラックユーモアたっぷりに描いてるこの映画。Curb your enthusiasm的なドチュメンタリーっぽいシチュエーションコメディ。実際にクビになった人にはきっついジョークですが、心を広く持ってみれば結構笑えるところが一杯です。実際アメリカ人はいきなりクビになったらああいう感じですからね。上品な雰囲気が全編を通して感じられますし、展開もそこまで無駄がなくて個人的にはかなり好きな映画でした。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-12-28 01:17:10) |
11.これ、実際リストラを受けた人が観ると、腹立つやろなー。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-11-24 22:45:00) |
10.《ネタバレ》 ジョージクルーニーはやっぱり格好いいですね。リストラの重い話を主人公の人生にかけて、スタイリッシュに描いている。良作だと思います。個人的には、途中で出てくる都市の航空写真が良かった。 【あるまじろ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-10-30 17:09:01) (良:1票) |
9.いいですね~。嫌いじゃないですね~こういうの。何だか独特の安心感がありますね。セリフ一つとっても懇切丁寧に考えられているというか、イラっとくるところがないんですよね。優しい映画だなあと思いました。マイレージがテーマというのも、とてもおもしろいです。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-27 05:43:25) (良:1票) |
8.役者陣の名演技に裏打ちされ、絶対に軸のぶれないキャラクター達が素晴らしい。それら濃いキャラクター達に触れながら、徐々に考えを変えさせられてゆく主人公。目新しさは無いが起承転結のしっかりした佳作。 【j-hitch】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-08-17 23:44:38) |