ニンゲン合格のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ニ行
 > ニンゲン合格の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ニンゲン合格

[ニンゲンゴウカク]
License to Live
1999年上映時間:109分
平均点:6.31 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-01-23)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督黒沢清
キャスト西島秀俊(男優)吉井豊
役所広司(男優)藤森岩雄
菅田俊(男優)吉井真一郎
りりィ(女優)岩谷幸子
麻生久美子(女優)吉井千鶴
哀川翔(男優)加崎
洞口依子(女優)ミキ
大杉漣(男優)室田
鈴木ヒロミツ(男優)久留米
豊原功補(男優)医師
戸田昌宏(男優)上田明
山村美智(女優)上田の母
諏訪太朗(男優)トラックに轢かれそうになるオヤジ
留美(女優)看護婦
バター犬たろう(男優)釣り堀の常連の若者1
アル北郷(男優)釣り堀の常連の若者2
ガンビーノ小林(男優)釣り堀の常連の若者3
井上肇(男優)
脚本黒沢清
音楽ゲイリー芦屋
作曲ゲイリー芦屋”月影のレヴュウ MOONLIGHT REVIEW”
主題歌洞口依子”月影のレヴュウ MOONLIGHT REVIEW”
撮影林淳一郎
水口智之(撮影助手)
製作大映
制作鎌田賢一(制作統括)
配給松竹
美術丸尾知行
安宅紀史(美術助手)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
録音井家眞紀夫
照明豊見山明長
その他東京現像所(協力)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
7.《ネタバレ》 目が覚めたら、イキナリ10年後の世界だった。周囲には10年の時間経過があるが、少年にとっては翌日でしかない。少年は「現実」に修正を加えようとする。それは少年にとっては「現在」の継続でしかないが、周囲にとっては「過去」を取り戻そうとしているように映る。この各々におけるある種の「10年ギャップ」が淡々と描かれる。製作者の意図するメインテーマは家族の崩壊と再生なのだろうが、時間論的テーマを見落としてしまうとこの作品の面白さがわからないだろう。終盤の加害者による少年の「現実」の破壊行為は「現在」の継続と取り戻せない「過去」との交錯・対比が見事に描写された名シーンだ。が、ここはもっと派手にやってもよかったような。また、西島の演技にはやや達観が感じられ、精神年齢14歳の少年ならではの戸惑いや苦悩のようなものが少々欠如していたように思える。全体的にはもうちょっと丁寧にわかり易く描いてもいいようにも思えるが、あんまり説明過多になると、単なる家族の物語といった人情物になってしまうので、難しいところなのかもしれない。『ニンゲン合格』の題名が意味するところは「存在」(の価値)なのだろう。と考えると真のテーマは『存在と時間』という事になるのかもしれない。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-07-12 20:22:20)
6.《ネタバレ》 10年ぶりに動き出した時間。そこにあったのは、崩壊した家族。
周りの大人たちは、彼に「失ったものを取り戻しましょう」と言うけれど、
何かを失くしたのは、目覚めていた人たちのほうじゃないの?
つまりそれは「家族の絆」だけど。

彼は何も失ってないわ。
ただ、ちょっと手に入れ損ねたものがあるだけよ。
それは、過去10年間で経験したであろう喜びや悲しみ。
でもそれは、時間をかければ、手に入る。

目覚めたばかりの兄に、父の居所を教えてもらう妹と、
母の今の居場所を知らない父(父にとっては前妻だけど)。
おまけに母は、実娘(彼の妹)がとっくに帰国していたことを、
10年間昏睡していた息子に教えられる始末。何やってるのよ。

窓から覗き見える食事風景。少しずつ戻って(増えて)くる家族。
それが、あとになって痛々しい・・・。

24年前に生まれた14歳が願った、『もう一度家族が揃うこと』。
叶ったよ!君の葬式でね。

「生きていて欲しかったなぁ」って切に思わせるラストは、すごく素敵。

でも今の時代、誰かが死ない限り一家全員が揃わない家族って、
少なくないんでしょうね。これまた悲し。
ジャスミンさん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-20 23:26:04)
5.自らがこの世界に存在する意味や価値を問う。『大いなる幻影』『叫』そして『トウキョウソナタ』へと繋がるテーマの源流がここにある。あるいは『アカルイミライ』を経て『トウキョウソナタ』に結実する「家族」という特別な人間関係の本質が描かれる最初の作品でもある。その方法として黒沢清は主人公を10年間眠らせる。10年間存在を消す。10年間家族からひとつのピースを削る。家族の見た目の崩壊と再生が繰り返されることで最初から崩壊も再生もしていないことが露呈されてゆく。黒沢清が描く現代の家族はフォードや小津の映画のような父が守り続ける家族とは対称の位置にある。しかしその悲しい現実を黒沢映画は深く受け入れる。深く受け入れたところから今を描く傑作が生まれるのだ。「オレ、存在した?」この直接的な問いかけが心に染みる。この場合、問いかけというより確認かもしれない。ちゃんと存在したことを確認できた者はそれだけで人間として合格なのだ。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-10-23 15:28:38)
4.西島秀俊の演技が素晴らしい。
pied-piperさん 7点(2004-05-06 20:13:42)
3.失われた時間、失われた家族を取り戻そうと躍起になる主人公。浦島太郎になって過去に囚われている彼を現実の世界へ引き戻し未来に目を向けさせてくれるのは、彼によって未来の無くなった亀である加害者でした。
亜流派 十五郎さん 7点(2004-02-28 13:08:28)
2.難しい作品ですが、一つ一つのシーンに意味があって、単純に深いな~と思いました。黒沢清監督の作品は初めて見たですが、独特の雰囲気を持っていて興味深かったです。意味が無いことに意味があるんでしょうか?(分からないけど……)
もちもちばさん 7点(2003-10-15 16:49:48)
1.キューブリックがやろうとしてたことを極端に推し進めたらこうなるような、達観なのか、諦観なのか、寓話なのか、わからないけどニヒル、妙に清涼感もあった。なんか好きです。いや、嫌いじゃないです。
カリマンタンさん 7点(2003-03-31 10:02:56)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 6.31点
013.12%
100.00%
213.12%
326.25%
439.38%
5515.62%
639.38%
7721.88%
8412.50%
926.25%
10412.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 1.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS