1.アメリカ犯罪史に残る、禁酒法の時代のシカゴで起こった“聖バレンタインデーの虐殺”をドキュメンタリータッチで再現したなかなかの力作。
映画としては話の筋や、新しい登場人物が登場するたびにその経歴・性格などをナレーションで解説するのは微妙なところ。
しかし敵味方、多数のギャングスターが登場する本作のようなマフィア・ギャング映画では、それも登場人物を整理して見ることが出来るので良かったのかもしれません。また、ジェイソン・ロバーズのアル・カポネはちょっとスマートすぎたでしょうか。
それでもカポネvsモラン、双方の視点をバランスよく配し、聖バレンタインデーの虐殺に至るまでのシカゴでのカポネvsモランの抗争を描いた見応えのある作品でした。