27.フランス映画「すべて彼女のために」をポール・ハギスがリメイクしたアメリカ映画。 オリジナルが90分程度だったのに対し、本作は2時間越えの作品となっています。 優れた脚本家でもあるハギスが、オリジナルにあった隙間を丁寧に埋めていく。 オリジナル以上に脱獄までの前半に時間をかけているのですが、これが結構重要である一方で、 映画としての面白さがあるのはやはり脱獄以降であると思いますが ラッセル・クロウの主演が大正解。やはりこの人は何かとたたかう男、何かに立ち向かう男の役が良く似合いますね。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-18 21:06:02) (良:1票) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-27 05:41:27) |
25.結構面白かった。最初から最後までずっと緊張感をもって見ることができた。やっぱこういう逃走モノっていいですね。ドキドキ、ワクワクって感じかな。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-05-04 23:02:53) |
24.《ネタバレ》 二度目の視聴。こういう冤罪モノはまず真犯人は誰であるかが焦点になるが、この映画に関しては「奥さんをいかに逃すか」が本筋で、真犯人が誰であるかはどうでもよくなっちゃってるのが大きな特徴。犯罪と無縁の夫婦が犯罪に巻き込まれて脱獄高飛びという犯罪を果敢に犯しまくる様が緊迫感を煽る。奥さんが真犯人なのか冤罪なのかすら視聴者にはよく分からないまま話が進行し、最後に真実に迫った所で終わってしまうのもこの映画の特徴であり、親子三人の幸せを願わずにはいられない。アクション物としても十分に楽しめる。良作。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-03-28 11:29:16) (良:2票) |
【黒ネコ】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-03-08 12:21:25) |
22.あまりにも都合の良過ぎる展開と思いながらも冤罪家族の逃げ切りを願って観てました。現実感に乏しいですが、絶望と愛と覚悟が人を突き動かすのは伝わってきます。オリジナル(すべて彼女のために)よりサスペンス感もあり面白かったです。 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-03-08 11:43:20) (良:1票) |
21.ストーリーは標準的なものだと思いますが、存分にハラハラドキドキを味わえたことで本作の狙いの半分以上は満たされたのではないかと思います。 とにかくラッセル・クロウが暑苦しい!必死過ぎる!見ててシンドイ!…これでスリルが倍増してた感があります(一応、褒め言葉です)。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-08 18:07:55) |
20.『ミリオンダラー・ベイビー』で映画界に進出後、『007/カジノロワイヤル』までは飛ぶ鳥を落とす勢いだったポール・ハギス作品ということで過剰な期待があったことの裏返しか、公開当時、本作は批評面でも興行面でも苦戦を強いられたのですが、これが十分に面白い出来でした。。。 小品だからこそ、本作ではハギスによる鮮やかなストーリーテリングを楽しむことができます。妻の逮捕により幸せな家庭生活が破壊された。しかも、物的証拠はすべて妻の有罪を示しており、合法的な手段で妻を取り戻すことは困難な状況となっている。観客に主人公家族に対する愛着を抱かせると同時に、常識人である主人公が脱獄という異常な手段を選ばざるをえなくなるまでの過程をわずか30分で描ききるという手際の良さ。また、リーアム・ニーソン演じる脱獄のプロを登場させ、これからやろうとしていることがいかに困難で無謀なことであるかを懇切丁寧に説明させるという見事な煽り。さらには、クワイ・ガン・ジンばりの渋いマスターに見えたニーソンが、去り際に「で、今日の手間賃は持って来たの?」と言って、主人公の財布から無理やり札を掴み取って行くという下品さも見せることで、これから向かおうとしているのは甘いヒロイズムの世界ではなく、野蛮なアウトローの世界であるということもきちんと理解させる。本作の情報整理は神がかり的なレベルに達しています。。。 脱獄計画が始まってからは、終始イヤ~な汗をかかされます。小市民丸出しの主人公が、明らかに不慣れな言動や仕草でヤクザの世界に足を踏み入れたり、公安施設に細工をしたりするのだから、見ている側はハラハラさせられっぱなしなのです。『プルーフ・オブ・ライフ』ではプロの傭兵を演じていたラッセル・クロウが、本作では見事に小市民になりきっています。この人の演技が顧みられることは少ないのですが、そこは腐ってもオスカー経験者、このカメレオンぶりは驚異的ではないかと思います。。。 3日というタイムリミットが唐突に設定されて以降の素早い展開も素晴らしいと感じました。主人公の脱獄準備の過程を詳細に描きながらも、具体的な脱獄計画については意図的に触れてこなかったという脚本上の仕掛けがここで有効に活かされ、最後の最後までどう転ぶか分からないというスリルを味わわされるのです。熟練した職人の仕事は素晴らしい、そんなことを再認識させられる映画でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-03-01 02:07:28) (良:4票) |
19.《ネタバレ》 すべて彼女のために→今作という順番で、連続して鑑賞。 改悪だと思うところもあったが、オリジナルとは違った良さもあった。 オリジナルと比較して良かったところは、ヒューマンドラマ部分が描き足されていたこと。家族としての描写や、公園で出会う同じように複雑な境遇を持つ(であろう)母親が物語に関わってくるところなど。 悪かったところとしては、売人襲撃の際に主人公が簡単に銃を発砲する点と、刑務所への小細工の際に子供が近くにいる点。子供に見られながら犯罪を犯すのはいかがなものか… あと、今作の見せ方としては必要だったのであろうが、一度主人公が子供を諦めたことによって妻が自暴自棄な行動を起こし、その後2人で静かな時を過ごす高速道路の場面。あれだけタイムリミットに拘っていたのにまったりしてる場合じゃねぇ!とモヤモヤさせられた(苦笑) オリジナルより家族に重点がおかれていた今作においては、子供の存在を強調する上で必要だったのであろうが、オリジナルのように子供は何事もなく拾えた上で予め計画していた相乗りで検問を突破する…という方がスマートでよかったかな、と。 ただ、オリジナルでは敵でしかなかった刑事が、終盤で冤罪を疑ってくれ、彼女の主張を証明する証拠を探してくれる描写の追加は良かったと思う。 オリジナルにはラブストーリー重視で余計なものは排除しているという良さがあり、今作にはヒューマンドラマとしての良さが追加されている。 どちらもありだと思う、2作であった。(あとは個人の好みでどちらが好きかわかれるかな) 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-02 12:21:43) (良:2票) |
18.ラストに尽きますねぇ~ラッセル・クロウの困り顔?不安顔?大好きです!! 【映画】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 22:49:59) |
|
17.《ネタバレ》 真相はどうなんだ?を最後までひっぱるところや雰囲気が「告発の時」と同じですね。ハリソン・フォードの「逃亡者」とよく似たシーンがありました。 巧妙なワナや仕掛けがあるわけでもない、行きずりのずさんな殺人事件にも関わらず、ずさんな捜査で冤罪のうえ、大学の先生というド素人の脱獄、逃亡は成功しちゃうし、あの頼りにならない弁護士。つまり一般市民を守る立場の方々の無能さを見せたかったわけね。 ポール・ハギスらしいプロット、演出で最後まで緊張感があり、引きずり込まれて一気に見入ってしまいます。 しかしですね、何と言ったらよいのかわかりませんが、なんかこう抵抗を感じるといいますか、最初から最後まで腑に落ちないものを感じました。 まずあの奥さんなんですが、「やったのか、やってないのか」という疑惑をこっちに持たせようとしているのがミエミエなんですな。 最初に出てきた時、奥さんというより愛人かと思ったもの。あえて善人顔ではない悪女顔の女優にしているのよ。 完成度は高いし8点以上の作品だと思うけど、あちこちにこなれた感が漂い、それが確信的といった感じで鼻につくんですよ、ココが私にとって大きなマイナスでした。 素直に良かった~と感動できませんでした。 ラッセル・クロウの苦悩と強い意志を感じる表情は良かったです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-06 01:27:02) |
16.《ネタバレ》 ラッセル苦労。ラストはボタン見つかっても良かったのになぁ。あそこまでやったらハッピーEDでもいいのに。 【悲喜こもごも】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-27 01:54:12) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 前半はダラダラしてたので退屈な作りでしだか後半の折りたためる展開は非常に秀逸。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-22 21:49:29) |
14.《ネタバレ》 妻が殺人容疑で捕まり 刑も確定してしまう。そこで、夫のジョンは妻を脱獄させようと決意する。脱獄の準備から実行まで緊張感がある展開で一気に魅せます。ラッセル・クロウは派手なアクションをすることなく、あくまで地味に計画を遂行する。そこがリアルで緊張感を高めます。妻は本当に無実なのか?サスペンスの要素もありますが、そこはもっと疑惑ありげに描いても面白かったかなあと思います。でも、十分楽しめる作品でした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-12-22 19:05:23) |
13.試行錯誤の末決行した脱獄の成否、妻が罪を犯したか否か。相乗効果で見応えのある作品でした。 |
12.7点の映画とは何か考えながら自分が観た映画のリストから探してみました。 自分の中で8点以上は名作の称号を与えたくなる作品。その一歩手前の作品が7点ということになります。 映像的にも内容的にも、名作と言いたくなるほどの作り込みや"特別な"魅力があるわけではない。かと言って不満があるわけでもない。とにかく面白い作品。ここで言う面白いとは、ハラハラドキドキワクワクして面白い、心を揺さぶる何かがある作品。しかしそれは"特別な"何かを有しているわけではない。 この映画は7点ど真ん中の作品だと思いました。人に勧めやすい【バランスの取れた作品】だと思います。 リメイク元の「すべて彼女のために」の欠点が解消されていると思います。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-18 17:50:59) |
11.《ネタバレ》 あれあれ。こんな面白い映画もつくれるんだ。ポールハギスって。社会派だけではないんだね。悩めるヒーローが愛のもとに二転三転する状況で、機転を利かしてすりぬける、こんな娯楽作品はやっぱり面白いね。久々にスカッとした。最後、冤罪がひっくり返るなんて話で終わらないところがハギス節か・・。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 05:53:45) (良:1票) |
【たこちゅう】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-11-26 05:33:49) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-09-16 11:01:14) |
8.《ネタバレ》 これは文句なしに面白い。ずっと社会派映画ばかり撮ってきたハギス監督が、その持ち味を十分に活かしつつ、幾分か娯楽色の強い作品を作って見事に成功している。平凡な大学教授が、無実(?)の妻を救うために悪戦苦闘する前半部分の姿は見てて切なく、それが後半部分のある種開き直った力強い姿が良い好対照をなしている。抑えた丁寧な感情描写、練られた脚本、出演者の力のこもった熱演、どれもが素晴らしい。ただ、もう少し遊びの部分があっても良かったかなとも思うが、最近の映画のなかでは良作。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-21 11:41:20) (良:2票) |