1.《ネタバレ》 いや~愉快愉快。大いに笑わせてもらいました。なにをやってもダメな平社員のダメおやじと、いつもしごきまくるオニババの掛け合いはそれだけですでにコントになってるんだけど、課長の不倫のいざこざが引き起こす悲喜こもごもの人情劇などストーリーもよく出来ていて実に感心させられる。資格をとるために徹夜で勉強させられて、ノイローゼ気味になり、かなり危うい妄想を試験中にはじめちゃうシーンなんかは少し可哀想な気もするが、課長の件も含め、ブラックユーモアがちゃんとユーモアとして機能していた古き良き時代というものを感じさせてくれる。こういうのを今やるとコメディにならなそうな気もするので、昔はとてもおおらかな時代だったんだなと思う。