3.《ネタバレ》 ヒロイズムとエゴイズムは紙一重なのかも。
自分の息子を助けるために、以前の息子の仲間たちに無償で協力を求める大佐の心情、理解はできますが共感はできません。
実際、行かなければ死ぬことはなかったはずのセイラーと、ブラスター。
チャン親子も、次女一人を残して二人とも死んでしまいます。
狙ったのかそうでないのかはわかりませんが、救出に成功したアメリカ兵も4人。
4人を犠牲にし、4人を助ける。
もちろん単純な足し算引き算で図れるものではありませんが、戦争とはかくも愚かなものだと感じるには十分な内容でした。
・・・相手はそれ以上に死んでいるわけですしね。
映画としては、ひとりひとりの個性がはっきりしているうえに、テンポがよく、わかりやすく、スリルがあって、まったく飽きることなく画面に釘付けでした。
映像もとてもクリアで美しく、これぞまさに映画って感じで、堪能しました。