ヒッチコックのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヒッチコック

[ヒッチコック]
Hitchcock
2012年上映時間:98分
平均点:6.45 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-04-05)
ドラマ伝記もの
新規登録(2013-02-01)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2019-07-03)【Olias】さん
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監督サーシャ・ガヴァシ
キャストアンソニー・ホプキンス(男優)アルフレッド・ヒッチコック
ヘレン・ミレン(女優)アルマ・ヒッチコック
スカーレット・ヨハンソン(女優)ジャネット・リー
トニ・コレット(女優)ペギー・ロバートソン
ジェシカ・ビール(女優)ヴェラ・マイルズ
ダニー・ヒューストン(男優)ウィットフィールド・クック
マイケル・ウィンコット(男優)エド・ゲイン
ジェームズ・ダーシー(男優)アンソニー・パーキンス
カートウッド・スミス(男優)ジェフリー・シャーロック
ラルフ・マッチオ(男優)ジョセフ・ステファノ
スペンサー・ギャレット(男優)ジョージ・トマシーニ
マイケル・スタールバーグ(男優)ルー・ワッサーマン
稲垣隆史アルフレッド・ヒッチコック(日本語吹き替え版)
小宮和枝アルマ・ヒッチコック(日本語吹き替え版)
安藤麻吹ヴェラ・マイルズ(日本語吹き替え版)
唐沢潤(日本語吹き替え版)
音楽ダニー・エルフマン
撮影ジェフ・クローネンウェス
製作ジョー・メジャック
アイヴァン・ライトマン
特殊メイクハワード・バーガー
美術ロバート・グールド〔美術〕(セット装飾)
衣装ジュリー・ワイス
編集パメラ・マーティン〔編集〕
その他熊倉一雄(日本版予告編ナレーション)
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8.《ネタバレ》  そーいえばヒッチコックの映画って見たことない・・・
 どーしてもモノクロ映画ってなかなか見る気が起きなくて・・・
 そんな私が『サイコ』を見たくなってしまう、そんな映画です。
 なんかこの映画見て、俄然興味が湧いてきちゃいました。
 ライトな伝記ものとして、大変そつなく簡潔にまとめられています。『サイコ』の制作の裏側に限定したことで、90分という短さにまとめられたのも良かったのかもしれません。
 当時の映倫は非常に厳しかったんだとか、配給会社のパラマウントとの確執だとか、当時としてはきっと珍しかったであろう猟奇サスペンスを撮るのは大変だったんですねぇ。
 ( ゚д゚)ハッ!もしかして『サイコ』だけモノクロなのは、パラマウントが出資してくれなかったから?単なる資金不足?
 それにしても、ヒッチコックは奥さんも映画製作に協力していたのですね。お互いの仕事のことがわかっているから、反発しながらも苦しいことも嬉しいことも分かち合えている様子がなんか良かったです。私も妻と同じ職場なので、なんだかすごく共感しちゃいました。
 ・・・だからこそ、奥さんがウィットに惹かれていくようなエピソードって必要だったのか、これこそ蛇足じゃないかと思う次第です。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-07-12 14:53:36)
7.久しぶりにサイコが観たくなりました。映倫や配給会社にあれこれ言われ、映画を作るのは大変なんですね。どこまで史実か分かりませんが晩年の作品で、自分が作りたい映画を作り抜き、成功させたヒッチコックはやはり凄い監督なんだなと感じました。
HARD PUSHさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-17 02:00:43)
6.《ネタバレ》 大監督であっても苦労つきない映画制作裏話。配給会社とのいざこざ、夫婦の危機、遅々として進まぬ撮影、煩い映倫。ひとつひとつは“よくある”エピソードではあるけれど、「あの」ヒッチコックすら、凡人と変わらぬ類のストレスにさらされていたのだなあと感慨深い。
監督の内面に切り込もうとする姿勢、なかなか頑張っている。エド・ゲインを登場させてヒッチ本人の心を投影させてみたり、人の心理を読み解くことには誰より得意だとのサスペンス制作第一人者としての自信が、若い女優の思わぬ造反で揺らいだり。犯罪すれすれの楽屋のぞきとか、浴室で集めた砂をビンに溜めるとか、やや偏執な面も臆せずに描いていて、でもそれがヒッチコックぽい、とこちらもつい思ってしまったりする。
ヒッチコック劇場に敬意を表したような冒頭とエンディングも洒落てて好き。
tottokoさん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-08 00:10:19)
5.《ネタバレ》 ヒッチコック映画がとてもすきなので点数が甘くなっているかもしれませんが、単純にとっても面白かったです。最高傑作ともいわれるあの「サイコ」があんな厳しい状況でつくられたことはまったく知らなかったので、ヒッチコックが自分の財産をなげうってまでつくってっくれたことに今更ながら感謝の気持ちでいっぱいになりました。奥さんのアルマとのかけあいが面白く、そして彼女が浮気しているんじゃないかと悩んで冷蔵庫をからっぽにしてしまったり、「サイコ」を観る観客の反応を必死でうかがっているヒッチコックがかわいらしく描かれています。本当は女癖が悪くていろいろと噂の多いヒッチコックなので、ちょっと実像とは違っているのだろうけれども、その点を割り引いても十分に楽しめます。ヘレン・ミレンはあまりすきな女優さんじゃなかったのだけれども、この作品でいっぺんにすきになりました。あんなカッコイイ女性になりたいものです。スカーレット・ヨハンソンはやはりあでやかで華をそえていました。アンソニー・ホプキンスにいたってはいうにおよばず。ヒッチコックを演じるのは本当に楽しかったことでしょうね。
はちかつぎひめさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-21 12:44:13)
4.ホラーやサスペンスというジャンルにおいて、当該ジャンルの流れを一変させるような傑作は、主にインディーズから現れると言われます。作品の内容に口出ししてくる人間の数が少ない、また、倫理コードという制約条件の影響を受けづらいという自由な製作環境が革新的な映画を生み出す素地となるためですが、例外的に『サイコ』は、大手スタジオにおいて生み出されたホラーの傑作でした。監督の自費で制作されたとは言え、大手スタジオの看板を背負う以上、スタジオの重役達は口を出してくるし、検閲官だってあれこれ文句をつけてくる。そんなハイプレッシャーな環境の上に、愛妻の不倫疑惑や、過去に因縁を抱える主演女優との微妙な関係、さらには自身の体調不良まで、本当に多くの問題を抱えながら、それでも意地を通して傑作を作り上げた天才監督の姿には非常に興味深いものがありました。ヒッチコックのフィルモグラフィーは傑作揃いであり、息を吸うように名作を撮っていたというイメージがあっただけに、これだけの苦労をしながら、それでも映画に拘っていたという点は、個人的に意外でもありました。。。
また、本作は老人映画でもあります。40年超のキャリアを持つスピルバーグや、70代のリドリー・スコットがハリウッドのトップに君臨する現在とは違い、50年代・60年代の一般的な映画監督の賞味期限は10年程度でした。生き神様の域に達していたデミルやワイラーならともかく、無冠の帝王にして、50年代には何本もの映画をコケさせていたヒッチコックは、「そろそろ引退しては?」という周りからのプレッシャーを受け続けていました。しかし、彼は「まだまだやれる」ということを証明しようとします。『世界最速のインディアン』の主人公のように。ヒッチコックが『サイコ』に拘ったのは、原作や題材の良さだけではなく、これが誰もやったことのない、まったく新しいものだったからであり、自分の感性の若々しさを証明するためには、これしかないと考えたためでしょう。時代遅れと言われていた者が、自己の存在をかけて大仕事に挑む、なかなか燃える話ではありませんか。。。
以上、素材は硬派なのですが、終始ユーモラスで肩肘張らない本作の演出は独特でした。テンポが良くて非常に見やすいのですが、それ以上のものになっていない点が惜しくもあり、決して悪い映画ではないものの、点数的には7点がせいぜいかなという印象です。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2013-12-05 01:18:51)(良:1票)
3.《ネタバレ》 神と呼ばれた男、神を創った女のキャッチと、ヒッチコック夫妻が名優なので、そうかと思って観ていたが、映画の前にヒッチコックの人間ドラマですね。サイコは難産だったのですが、苦悩と、成功の裏の歓び、なかなか人間くさい好演で。しかし、ヒッチコックが無冠で、映画批評家の評価でめまいが一位というのが皮肉か・・・
minさん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-03 20:31:58)
2.《ネタバレ》 巨匠にして奇才アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作「サイコ」撮影ドラマ。視覚効果の工夫により検閲を潜り抜けたシャワールームシーン、独創性に富んだ大々的な宣伝方法など監督自身の機転・行動力に加えて、妻の愛情無くして「サイコ」は成らなかったでしょう。この巨匠に挑んだのはアンソニー・ホプキンス、でっぷり肥った容姿に口先を尖らせた話し方などよく似せて体現していました。ヒッチコックの肩にカラスが舞い降りるラストショット、次は「鳥」で「ヒッチコックⅡ」を見せてくれるのでしょうか(笑)。良作。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-18 01:40:13)
1.劇場内の観客の反応をロビーでリズムを取りながら聴くアンソニー・ホプキンスの
満足げな姿は、『フレンチ・カンカン』のジャン・ギャバンのようでもある。

『映画術』での、「大衆のエモーションを生み出すために映画技術を
駆使することこそが歓び」であり、「観客を本当に感動させるのは、
メッセージでも名演技でも原作小説の面白さでもなく純粋に映画そのものなのだ。」
との監督の台詞がこのシーンに体現されている。

その意味では、ヘレン・ミレンのいかにもな「名演技」臭に少々くどさも感じるが、
いずれの役者もモデルに似せる以上のアプローチを目指していて、
演劇的な楽しさに満ちている。

セロリを齧る咀嚼音や、ソファの軋む音など、
さりげなく不穏を掻き立てる音使いとその積み重ね。
装置としてのプール、水着などのドラマへの活かし方もいい。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2013-04-14 22:04:42)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 6.45点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5516.13%
61341.94%
7825.81%
8412.90%
913.23%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
メイクアップ&ヘアスタイリング賞ハワード・バーガー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
主演女優賞(ドラマ部門)ヘレン・ミレン候補(ノミネート) 

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