24.もうなにも、マーロン・ブランドと、ヴィヴィアン・リーがすごい、なんというか本当に演技か?といわせるような怪演が記憶に残ってしまう。素場らしい。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-12 21:15:10) |
23.舞台か、なるほど。ヴィヴィアンリーのイタい演技が素晴らしすぎる。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-25 00:02:24) |
22.《ネタバレ》 俳優座(栗原小巻主演)の演劇と前後してDVDで見ました。演劇も大変素晴らしかったが、映画もまた非常に良かった。 タイトルはユニークで鮮烈な名前です。冒頭で、「欲望という名の電車に乗って、墓場という電車に乗り換えて、六つ目の角で下りるようにいわれたのだけれど、ここが極楽通りかしら・・・」と主人公ブランチが言うところから始まる。 いかにもお芝居的で、演劇ファンでもある私にとっては、冒頭からたまらなく惹きつけられます。 アカデミー賞はヴィヴィアン・リーらが取って、マーロン・ブランドは逃したが、私にはゴッド・ファーザー同様に存在感が感じられた。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-07 21:02:11) |
21.《ネタバレ》 夫を自殺で亡くしたショックから、色情狂になり、幻聴・幻覚・妄想状態に陥った姉。 それをあくまで温かく包容し、味方の立場を貫き続ける妹。 乱暴ものながら、妹を愛し、あくまで家族を守りたいと思う不器用な妹の夫。 そして、姉に翻弄され騙されるみじめな中年男。 これらの主要人物のキャラクターはそれぞれはっきりと描かれており、それが複雑で哀しい人間ドラマを盛り立てる。 姉は自分が老けて醜くなっていくのをひたすら恐れている。 これは女性だからこその心理かもしれないが、人間なんてものはやがては老いて朽ち果てて、最後には死んでいくのが当然であり、そんなことにこだわり狂気する姉は愚かだとしか思えなかった。 この作品を女性が観た場合と男性が観た場合とでは、この姉に対する感情移入の度合いが異なってくるかもしれない。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-31 23:49:05) |
20.怪演が光るヴィヴィアン・リー、よりも、マーロン・ブランドが印象的!!!でも自分にはステラが不憫でならなかった。狂姉と夫と赤ん坊を一人で世話するのは無理! 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-07 13:13:14) |
19.《ネタバレ》 ステラを抱きしめながらブランチに「おれの勝ちだ」と言うように笑ってみせるスタンリーが印象的。心理戦がメインな映画だと思うが、その駆け引きの中心にあったのは、「どちらがステラを自分の側につけるか」だったと思う。結局はスタンリーの勝ち?もう出ていくというステラの最後の台詞を信じればそうではないかもしれないが、僕は彼女がスタンリーの元へ戻ることになるだろうと思う。重い話に一抹の救いみたいなものを感じさせる台詞なのに、信じられないからもっと後味が悪くなる。それにしても、この映画のマーロン・ブランドは男前。二階にわめくところがかっこいい。あと、猫の鳴きまねうますぎ。吹き替えだろうか? 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-29 22:49:59) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 確かに他人に勧められないこともないくらいにはおもしろいと思う。 演技やオチもよく作られている。 けど、プロットが分からん。省略しすぎ。想像が及ばない。 画面からの情報量だと、同性愛者の夫を自殺に追い込んでしまったことや、17歳の少年に性的依存していたことが明るみになって、地元にいられなくなったこととか全く分からん。 プロット的に重要なエピソードだと思う。ここが欠落してしまうと、確かに筋は全然変わらないし、見かけ上は全然たいしたことではないけど、心情的な部分の補完ができない。 説明がないことや伏線が張れてないものはどうやっても思いつかない。これらのことは、ブランチがイカレ過ぎててよく分からないからと、調べて分かったことだ。 でも、この映画の場合は舞台劇のファンが映画フォーマットで見るためのファン向けの豪華版みたいなものの様な気がするから、そういうところは気にしないでおく。忠臣蔵とかアーサー王とか、分かってる悲劇を楽しむたぐいのものの一種として脳内で片付けてしまうことにした。 そう割り切ってしまって見直してみると、おもしろい。いろんな背景とかを照らし合わせながら見た方が圧倒的に楽だしおもしろい。作ってる方もそれ前提な気すらする。とたんに役者たちの演技が電波を発しだし、まともな人間のいなさっていうのがさらに恐怖感に似た居心地の悪さを引き出してくれる。 こういう楽しませ方って意外と今っぽい様な気がする。昭和26年にこれを作りますか(原作の舞台劇は22年)。この国はいったい何を根拠にこんなに文明の進んだ国を暴力でねじ伏せようと思ったんだろうか、正気の沙汰ではない。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-09-23 10:34:49) |
17.《ネタバレ》 王子様系(例えば「サヨナラ」)がぴったりなのにと私が勝手に思い込んでいるマーロン・ブランドの、体臭が画面から立ちこめるような粗野なスタンレーの演技に監督を恨んだのは私だけではないようです。ヴィヴィアン・リーもスタンレーに「カナリア」と揶揄されているうちは「Tomorrow is another day!」のスカーレット・オハラを髣髴とさせてよかったのですが、ミッチにふられそうになり、困惑を隠すためかしゃべりまくるシーンでは正体がばればれで「一体あなたには自尊心というものはないのか・・・。」と目を覆いたくなる始末でした。唯一の救いはニューオーリンズのそこここにみられる「鉄のレース」と形容される例の瀟洒な住宅の装飾でした。これはニューオーリンズに行ったことがある人にしわからない美かもしれません。ニューオーリンズに観光客として行ってもカメラを駆使するのは誰でも多分昼間だけ、夜のバーボン・ストリートでジャズを楽しんでもスポットの外にでればホテルに急ぐだけのよそ者が見落とす夜のニューオーリンズの陰影の美しさがこの作品には溢れています。とは言うものの、空港から市内に行くバスの中から垣間見た墓地の光景(海抜マイナス地域にあるため、浸水しないように棺は地面から一定以上の高さの石台に安置しなければならず、ニューオーリンズでは死ぬのに金がかかる)のせいで、私はマルディグラの狂奔を見てもニューオーリンズという街を死の影と切り離して観光することはできず、この映画のストーリーと美学も死の影と無縁に見ることはできません。晩年の太ったマーロン・ブランドがジョニー・デップとの協演で精神科医を演じて「彼(ジョニー・デップ)の明るく愉快な色情狂は伝染性・・・。」と言いながら踊るシーンがある「ドン・ファン・デ・マルコ」でも見て口直しをしましょう。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-29 13:07:33) |
16.《ネタバレ》 生まれた世界とは違う世界があることと、どんな状況でも自助努力が必要だと言うことがよくわかる映画。どんな世界に生まれようと、どんな良い思いをしても、必ず訪れるどうしようもない状況。他のせいにしてもそれは虚無であり、自分のせいにもしたくない。その虚無を埋めるべく現れた男たちも虚無。結局行き着く先は精神病。救いのないラストかもしれないが、状況には適応しないといけないし、いろんなことに早く気付くべきだったのかもしれない。にしても、キャストが豪華。この演技合戦でマーロン・ブランドだけが敗れたのはかわいそう。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-24 22:25:57) |
15.野性的なマーロン・ブランドと女としての哀しさみたいなものを身体全体で表現しているビビアン・リーの演技が凄い!緊張感漲る二人の演技、凌ぎ合い、この緊張感漲る作品の中で、特に凄いと思うのが、ビビアン・リーの演技で、この映画の中のビビアン・リー演じるブランチはどこか「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを思わずにはいられない。だからと言って単にスカーレット・オハラを思い浮かべるのはビビアン・リーが単に年を重ねただけでない何か不幸なヒロイン象の中でマーロン・ブランド演じるスタンリーのような野蛮な男達に振り回されつつも強く生きていこうとするその姿に心が痛む。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-07 14:28:16) |
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14.マーロン・ブランド、映画を食う演技とは正にこのことで、彼の出演作はほとんど彼の色に染まってしまうため評価やコメントに戸惑うことが多い。本作はヴィヴィアン・リー、カール・マルデン、キム・ハンターらも揃って名演を見せ、演劇学校の授業のような雰囲気で物語というより演技の観察に集中してしまった。 【Arufu】さん [インターネット(字幕)] 7点(2006-08-25 21:07:01) |
13.まさに悲劇の物語と言えるでしょう。緊迫した台詞のやり取りをするには、役者の力量がデキを左右します。V・リーvsM・ブランドの対決は見応え十分です。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-07-23 18:28:49) |
12.ビビアン・リーのすさまじい演技だけで見れてしまった。単に年をとる事、老いること、女の虚栄心ということだけでなく、人間が生きていく上で様々な形で現れる「欲望」というものを体現したような存在としてブランチがいるような気がした。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 22:27:10) |
11.高いプライドを保つために妄想の中に生きて、精神的には不幸だとは思うが、外見的には映画の中で言われるほど年をとって見えなくて少し違和感を感じた。マーロンブランドとビビアンの作り上げる緊張感は見ごたえがあったが、また観たいとは思わないかな。 【HK】さん 7点(2004-11-03 12:30:05) |
10.「ヘイ、ステエエエエラアアアアーー!!」と慟哭するスタンリー(ブランド)の咆哮がいつまでも耳に残って離れません。 |
9.マーロン・ブランド目当てで見たけど、ビビアン・リーがかなり良かった。 話自体はそれほど面白いとは思わなかったけど、ビビアン・リーの素晴らしい演技に惹きつけられたんで、最後まで飽きることなく見れた。 【夏目】さん 7点(2004-07-12 17:07:06) |
8.《ネタバレ》 妹のステラの健気さに泣けてくる。最後に「もう帰らない」と言ったのが少しうれしかった。旦那から解放されて自由になってほしい。あと、ビビアン・リーのぎりぎりな感じの演技がすごかった。ラストで精神病院に連れて行かれるブランチとそれを見送るステラが最高に切ない。 【ジョナサン★】さん 7点(2003-12-14 19:57:00) |
7.スカーレットを演じたヴィヴィアンがこの役を演じたので余計に衝撃大 【jami】さん 7点(2003-11-29 12:08:58) |
6.映画を見たあとで、大竹しのぶ&堤真一の舞台を見た。ビビアンも素敵だけど、虚言癖さからでいうと大竹しのぶ、妙にリアリティあり(笑)日本の舞台では篠井栄介がブランチを演じてたり(こわい・・・)、役者心を揺さぶるんだろうなあ。にしても、ビビアンが美しすぎやしません? 【SHU】さん 7点(2003-07-15 16:43:23) |
5.DVDで観たんですが、ブランチの自殺した夫がホモセクシュアルだったっていうのと、スタンリーがブランチをレイプしてたということに、付録の解説を読むまで分からなかったんですよね。多分元々の舞台版ではきちんと描かれているんでしょうけど。この映画のおかげでヘイズ規制(悪名高いアメリカの映倫・・・って僕もこの言葉を知ったの最近ですけど)が撤廃されたみたいです。個人的には久々の痛々しい(イタいってことじゃないですよ)映画でした。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-05-25 19:12:28) |