6.《ネタバレ》 世界的感覚なら、9点10点を付けるべき名作なのかもしれない・・。
しかしながら、原作小説自体に、感銘も感動も無く、感慨はあるという程度の内容で、
それを、長々と映画にして見せられるのは、自分の映画嗜好とはベクトルが違いました。
キリスト教の思想が、当時の社会構造を引っくり返しかねない危険な物だとされたのは、
あの時代だから仕方ない事。宗教戦争や弾圧は世界中で繰り返されたのだし・・。
なんか、これ見ると(読むと)日本人として悲しくなってしまう。 日本は沼ですか・・
現代の日本人は、キリスト教も浸透せず、仏教にも無関心になり、葬儀ですら形式だけだ。
よくよく話してみれば、神の存在を信じない無神論者のカミングアウトも少なくない。
神は何故沈黙を続けるのかを、悩む前に「居ない者に何を期待しているのかの疑問符」
今時の日本人には、他人事ポカーン状態だと、スコセッシは認識しているのだろうか・・?
キリストの布教活動を、中国・インド、そしてイスラム圏で実行したら何が待っているかなあ
それらが上手く進展するのなら、世界平和も夢物語では無くなるのかもね。
形だけで一瞬軽く踏むだけでいいぞと言う一方で、首チョンパでゴロンゴロン・・
世界に宗教が一切無かったら、どんな世界だったかなあ?