3.《ネタバレ》 病気になるのが急。治るのも急。
でも治ることについては予定調和なことであるし、治ってほしいし、元の仲に戻ってほしいし、それはそれでよい。
見せたかったのは、これは彼の自叙伝であるわけだから、この状況で自分がエミリーの両親の懐にどう入り込めたのかというところなのでしょうね。あの状況から毎日病院に通う。相手側の両親と行動を共にした日々。あんなアウェイ的状況ながらエミリーを想い毎日病院に通う日々。上手く描かれているかと思えます。エミリーの姿があまり映らなくなる中盤以降は、エミリーを除いた彼と両親側の3人で画面上をまかなってゆくストーリー。パキスタン人と白人娘の恋の障害。それをクリアしてからのゴールイン。彼は彼女と共に家族に背を向けなかった そこがエライ。
エミリー役はゾーイ・カザン。
ルビー・スパークスの時ほど輝いてはいないが、今回はしょうがなかろう 病人メイクの病人役だったのだから。どうぞお大事に。