1.《ネタバレ》 自国が原因のウィルスで汚染された韓国が、世界から見捨てられている、という設定が潔い。
世界中がゾンビ化していたら、半島から脱出しても何の意味もないが、この映画では脱出しさえすれば助かる。
他のゾンビ映画と違うのは、スケールを小さくしたこと。これが功を奏している。
閉塞空間が、前作の列車から半島全体になったと考えれば良い。
ただ、いくらなんでもそんな偶然ないだろっていう、四年前に見捨てた母娘との再会は少し無理があり過ぎた。
第一覚えてないよ、顔なんて、というのは少々野暮かな。
そもそも四年もどうやって生き残ったのかが大いなる疑問なんだから。
ほぼCGのカーアクションは、それなりに見応えがあったし、いけすかない軍曹も見事な始末ぶり。
そしてなんと言っても師団長のじいちゃん。
まさか本当にジェイン少佐とつながってたの?って見事に騙された。
やるじゃん、師団長。
ラストも切ない終わりにならなくて良かった。なんで一般人の母ちゃんがあんなに射撃うまいの?も野暮だよね。
鑑賞中に疑問に思ったのは、半島で生き残っている軍人たちの部隊名が631。これって、太平洋戦争中の731部隊をもじってる?まあこれは余計なこと。
しかし、なんで邦画にしろ韓国映画にしろ、出てくる西洋人の演技はあんなに大根なんだ。
最後のジェイン少佐の演技で、ラストの一番いいシーンが台無しだよ。
そこに問題あり。