夜の来訪者(2015)<TVM>のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夜の来訪者(2015)<TVM>

[ヨルノライホウシャ]
An Inspector Calls
2015年上映時間:87分
平均点:7.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
サスペンスTV映画ミステリー戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2024-07-27)【イニシャルK】さん
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キャストミランダ・リチャードソン(女優)
デヴィッド・シューリス(男優)
ケン・ストット(男優)アーサー
撮影マーティン・フューラー
あらすじ
1912年のある日のロンドン。紡績業で財を成したバーリング家の長女シーラと、同家のライバル企業を営むクロフト家の子息ジェラルドが婚約し、バーリング家では家族による祝いの席が開かれていた。そこに突然現れた地元警察のグール警部。彼はある若い女性の死と、その死が自殺だったことを告げ、集まった者たち一人ひとりへの質問を始める。やがて、それぞれが亡くなった女性との関わりに気づき…。数々の舞台で上演され、また数多く映画化やTVドラマ化されたイギリスの劇作家プリーストリーの戯曲を原作にイギリスBBCが制作したミステリーサスペンス。
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2.《ネタバレ》 原作や舞台、他の映像化作品は未読・未見です。てか殆ど予備知識なしに鑑賞しました。

濃密に絡み合った人間関係とそこから生まれる悲劇性。どことなく本邦の2時間枠TVドラマとの共通性を思わせる雰囲気ですね。「え¨~!そこで繋がる?!」みたいな意外性というよりお約束感に満ちつつも、決して破綻することなく展開していく物語には、約1時間半の尺とは思えない魅力を感じました。

物語の中心をなすグール警部。登場シーンから妙に謎めいていて、かつ威厳に満ちて誰一人抗うことを許さない姿には、途中から「この人は人間ではない?」という雰囲気を感じました。結局、人間ではないような?かと言って「神」とも思えず、いったい何者だったのか?謎です。強いて言うならば、この存在は若干反則的と思えないこともなかったりしますが。(悪魔やエイリアンが登場すると何でもありになってしまう物語と近しいものがあるかも)

ただ一つ言えることは、警部は集まった者たちに自らの犯した罪を見つめ直し悔い改めることを促したのだろうということ。(実際、直接的に台詞にもありましたが)しかし、それは叶うことなく結局予言的に警部が示した悲劇は現実となってしまったということ。原作が生まれた時代であれ現代であれ、暗喩的に社会、或いは個々の生き方に対する何らかの警鐘を鳴らしているように思うところです。

何度もリメイクされていることを納得の作品(原作?)でした。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-07-25 16:35:32)
1.《ネタバレ》 バタフライエフェクトを考えさせられる。不条理が集まるという皮肉!
ここに登場した不幸はいつの時代にも、もしかすると誰にも当てはまるものじゃないでしょうか。
淡々と演じられている不気味な閉ざされた部屋・・・しばらくは目を閉じてもこの陰鬱が残りました。
HRM36さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-01 09:46:37)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
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