1.《ネタバレ》 ポール・ヴァーホーヴェン監督、お久しぶりでございます。
またこの方の作品を鑑賞出来て嬉しく思う次第です。
実在した修道院長のレズものということでそれ自体は確かに映画としては珍しく感じますが、
グロもエロも星の数ほど過激なものが蔓延してしまった現代においてはむしろ大人しめにすら思いました。
ただ純粋に一本のエンターテインメント映画としてしっかり楽しめるものに仕上がってり、
ベネデッタは果たして狂言者であったのか真に奇跡を見れる者であったのかは判然とせず、
それ故に善悪の付け方も曖昧であるのが私には好みでありました。