CLOSE/クロース(2022)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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CLOSE/クロース(2022)

[クロース]
CLOSE
2022年ベルギーオランダ上映時間:104分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-07-14)
ドラマ
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タイトル情報更新(2023-12-02)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督ルーカス・ドン
キャストエミリー・デュケンヌ(女優)ソフィ
レア・ドリュッケール(女優)ナタリー
脚本ルーカス・ドン
配給クロックワークス
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1.《ネタバレ》 13歳になったばかりのレオと近所に住む同い年の少年レミは、子供のころからいつでも一緒にいる大の親友同士。ヒマさえあれば互いの家に行き来し、食事や寝る時も遊ぶ時も親の仕事を手伝うときもいつも一緒、お互いの親同士ももはや家族同然と言ってもいいくらい仲の良い2人だった。レミはクラリネット演奏、レオはアイスホッケーと趣味はまったく違うもののそれでも2人はお互いに励まし合い満たされた日々を過ごしている。きっと僕たちの友情は永遠に続くんだろう。そう信じきっていた。あの日を迎えるまでは――。中学校に入ってクラスメイトから掛けられた何気ない一言、「君たち、実は付き合ってるの?」。その言葉がレオの心を酷く動揺させる。休み時間に素っ気ない態度を取ったり、何も言わずわざと先に帰ったり、レオは何気なくレミと距離を取ろうとするのだった。途端にギクシャクしてゆく2人。納得いかないレミはある日、レオと大喧嘩してしまう。そして、2人の関係はある日、取り返しのつかない事態に陥ってしまうのだった……。思春期を迎えたばかりの2人の少年のかけがえのない友情が引き起こした悲劇を描いたヒューマンドラマ。とにかく文句なしに映像が美しい作品でした。色とりどりの花が咲き乱れるキレイな花畑をキラキラとした陽光を浴びながら駆けてゆく美しい少年たち……。イエローを基調とした映像のその吸い込まれそうな美しさに、僕は終始目が釘付けでした。主演を務めたこの2人の少年のもう本当の親友同士なのではとも思える等身大の魅力も素晴らしい。この監督の豊かな色彩感覚と詩情溢れる映像センス、繊細で気品に満ちた音楽も相俟って、この世界に永遠に浸っていたいとさえ思えてくる。ただ、物語はそれとは真逆のとても哀しい顛末を辿ります。思春期特有の誰もが体験したであろう些細な行き違いと喧嘩。結果、それが最悪の悲劇を招いてしまう。誰が悪いわけでもない。でも、レオはまだ経験しなくてもいいような心の負荷を負わされ、互いの家族を巻き込んでどんどんと追い詰められてゆく。正直、観ればみるほど気分が沈んでゆくお話なのですが、主人公をはじめとするこの家族たちのひたむきさに心打たれます。特に、圧倒的な悲劇を体験しながらそれでも前向きに生きようとするレミのお母さんの凛とした佇まいに、僕は思わず涙してしまいました。誰の気持ちもちゃんと分かるほど丁寧で繊細な心理描写、この監督の人に対する暖かな視線が光ります。映画としてもう少しドラマティックな展開があればなお良かったとも思いますが、それは好みの問題なのでしょう。思春期に誰もが経験する切ない思いを瑞々しく切り取った、まるで宝石のように美しい物語でした。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2024-09-27 09:32:19)《新規》
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2022年 95回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2022年 80回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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